乳腺外科 | 大阪府済生会吹田病院

乳腺外科

当科のご紹介

日本乳癌学会認定乳腺専門医の資格取得者がおり、専門性の高い医療を提供しています。検査・診断から放射線治療まで、一貫して受けられる利便性の高さが特長です。

乳がんの診断と治療

乳がんの診断には、マンモグラフィー、トモシンセシス、超音波検査、CT検査、MRI検査などを用います。確定診断には従来の穿刺吸引細胞診、針生検に加えて、吸引式針生検を導入したことで、より的確な病理診断ができます。治療は日本乳癌学会が示す『乳がん診療ガイドライン』に基づいて行い、入院期間は4~10日です。検査や診断、治療方針のご説明はできる限り丁寧に行い、患者さんの不安を少しでも軽減できるよう心がけています。女性の患者さんにとって、気軽に相談できる同性の医師がいます。

乳房温存療法

腫瘍周辺の組織のみ切除し、乳房の一部は残す手術です。手術前後に薬物療法や放射線治療法をくみあわせることで、より治療に効果を発揮します。

胸筋温存乳房切除術

乳房を全切除する手術です。大胸筋と小胸筋を残して、乳房全体とわきの部分が大きくえぐれることがなく、術後の後遺症もかなり低減されます。

センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節とは乳がんが最初に転移すると想定されるリンパ節です。この部分に転移がなければ、その先への転移はない可能性が高いと考えられます。そこで、センチネルリンパ節だけを切除して病理組織検査を行い、転移を認めなかった場合は、これまですべて取り除いていた腋窩リンパ節の切除を避けることが可能となりました。