非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者におけるNAFLD進行度と腎機能障害の関連に関する研究 | 大阪府済生会吹田病院

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者におけるNAFLD進行度と腎機能障害の関連に関する研究

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非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者におけるNAFLD進行度と腎機能障害の関連に関する研究

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の診断を受けられた患者さんへ

当院で過去に肝生検を受け、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と診断された患者さんを対象に、診療録の調査を行い、肝組織の進行度と腎機能障害の関連を検討させていただきます。

1.研究計画名

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者におけるNAFLD進行度と腎機能障害の関連に関する研究

2.研究の意義・目的

慢性腎臓病(CKD)は高齢者が増加しているわが国において今後も増加が予想される重要な病気です。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)も肥満者の増加とともに増加しています。CKDとNAFLDはともに生活習慣病と密接な関係がありますが、両者の関係性は未だ明らかではありません。本研究では、NAFLDの進行に腎機能障害が密接に関連しているか否かを明らかにすることを目的にしています。

3.研究方法

本院で過去に肝生検で診断された非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者さんを対象とし、診療録から下記の検討を行います。

  • NAFLDと診断された患者さんを肝組織の結果をもとに分類し、それぞれの分類された群における年齢、身体所見、血液生化学検査、生活習慣病、喫煙などとともに、腎機能(eGFR)、尿たんぱくを比較します。
  • 慢性腎臓病(CKD)と診断された群とCKDでない群の年齢、身体所見、血液生化学検査、生活習慣病、喫煙などとともに、肝組織分類の分布を比較します。
  • 肝病変の進行度が高度になると、腎機能低下の程度(G1-5)が高度になる相関関係が存在するか検討します。

4.研究計画の概要について

当院において肝生検で診断された非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者さんを対象に、肝組織の進行度と、身体所見、血液生化学検査、生活習慣病、喫煙、腎機能障害の程度を比較します。

5.予測される危険や不利益

この研究では診療で得られたデータを使用するので、患者さんに新たな負担を生じる可能性はありません。

6.個人情報の取り扱いについて

情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
本研究に登録したくない場合は、消化器内科担当医までご連絡ください。申し出がなかった場合には、登録を了承していただいたものとさせていただきます。
なお、登録を拒否されても、患者さんになんら不利益を生じることはありません。

7.問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先等について

この研究についてのお問い合わせ先は大阪府済生会吹田病院において受け付けております。

電話番号
06-6382-1521
担当者名
島 俊英(研究責任者)
岡上 武、水野雅之、水野智恵美、澤井直樹、田中いずみ、光本保英、松本淳子、天野一郎、大矢寛久、西脇聖剛、山本康英、上野智子、高橋 彩、木下直彦、矢野航太、酒井恭子(研究担当者)