特色
総勢12人のスタッフで、チームの和をモットーとして日常診療にあたっております。
平成10年5月に新築移転後NICU、ICUも完備され分娩数も増加し、普通分娩はもとよりOGCS準基幹病院、大阪府周産期医療基幹病院(大阪府地域周産期母子医療センターの認定)として、ハイリスク妊娠、切迫早産(妊娠24週、推定体重500gから母体搬送受入れ可能)、母体大出血などの母体搬送も積極的に受け入れています。さらに、周産期・新生児医学会専門医取得に必要な日本周産期・新生児医学会研修施設基幹病院に認定されています。また、助産所との連携も密にして、助産所のバックアップ病院として母体搬送だけでなく、出生前診断の紹介も受け入れております。(母体搬送は年間約150件受け入れております)。
産婦人科一次救急については、大阪府産婦人科医会、大阪府医療対策課とも連携し、大阪府の事業として、当院は高槻病院、大阪医大と協力し、北摂豊能地区を担当しています。
悪性腫瘍については、日本臨床細胞学会指導医、日本婦人科腫瘍学会指導医、日本癌治療学会がん治療専門医がおり、広汎性子宮全摘術、卵巣癌根治術など積極的に進行癌の治療を行っています。また、化学療法に関しては日本婦人科腫瘍学会(JSGO)、NPO日本婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)や三海婦人科がんstudy group(SGSG)などにも加盟し、各種の臨床研究に参加しながらスタンダード化学療法を行っております。
当院は臨床研修医教育にも力を入れており、産婦人科にも多数の後期研修医が集まっています。出身大学は関係なく、積極的で人間性豊かな研修医を採用しています。また、当科は、鳥取大学産科婦人科学教室や大阪医大産科婦人科学教室、国立循環器病センター周産期科、兵庫県立がんセンター婦人科、ミオファティリティクリニック(不妊専門病院)とも緊密な連携を取っており、立派な産婦人科医を育てるためのシステムを構築中です。
診療内容・特殊検査・治療成績・手術症例など
産科
年間約1100例の分娩を取り扱っています。切迫早産の母体搬送は24週、推定体重500g以上を受け入れています。
妊婦健診毎の超音波検査は必ず施行し、CTG 、パルスドプラー、羊水検査等出生前診断にも力を入れております。
分娩は自然分娩を目指し、不必要な計画分娩は行わないようにしています。産科手術は年間約300例。
婦人科
婦人科手術は年間約250例。広汎性子宮全摘術、卵巣癌根治術はもちろんのこと、子宮外妊娠、良性卵巣嚢腫、子宮内膜症などでは腹腔鏡手術も行い、粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどは子宮鏡下切除術(レゼクトスコープ)を行っています。
手術施行進行婦人科癌患者症例は年間40例以上。また、子宮頚部のCIN gradeⅢの場合は、レーザーによる円錐切除術を行い、正確な診断の上、治療方針を決定しています。
進行子宮頚癌、卵巣癌の治療は、Neoadjuvant chemotherapy(NAC)のあと手術、放射線療法(CCRT等)、化学療法など集学的治療をおこなっております。
化学療法は、EBMに基づいて標準治療を行っていますが、JGOG, SGSGなどの臨床試験にも積極的に参加しています。化学療法の施行は、化学療法センターで行っております。
ご紹介いただく先生方へ
子宮頸部細胞診で異常を認めたり、子宮体癌の精密検査が必要な場合、また卵巣悪性腫瘍が疑われる場合はいつでもご紹介ください。子宮温存を必要とする子宮筋腫や子宮脱などの患者様もいつでもご紹介下さい。直ちに精密検査を行い診断、治療方針を決定させて頂きます。
産科では、切迫早産、多胎妊娠、前置胎盤、妊娠高血圧症(PIH)、胎盤早期剥離などのハイリスク妊娠や分娩中、分娩後の出血によるショックの場合はすぐご連絡下さい。また、不妊症の専門医もおり、お気軽にご相談下さい。
腹腔鏡手術についても、鳥取大学産科婦人科学教室、原田省教授のご協力を得て、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮筋腫(筋腫核出、LAVH)、子宮外妊娠に対して手術を行っています。