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平成29年度 大阪府済生会吹田病院 病院指標

 

平成29年度 大阪府済生会吹田 病院指標

病院指標とは、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことや、医療の質の向上に役立てることを目的として、DPCデータ(※)を基に全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆様に情報公開を行うものです。
病院指標の公開にあたり、医療機関ホームページガイドライン等を厳守しております。

※DPCとは

Diagnosis(診断)、Procedure(手技)、Combination(組合せ)の略で、医師が決定した主病名に基づき、入院患者さんの一連の医療行為を、国で定めた1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。
DPCの対象となる患者さんは、医療保険を使用し、一般病棟に入院された患者さんです。
傷病名と手術、処置の有無の組み合わせによって、14桁のDPCコードが決められています。
DPCデータには自動車賠償責任保険や労災保険、自費、24時間以内の死亡の患者さんのデータは含まれません。また全集計について、10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記しています。

具体的にDPC病院が情報公開するのは下記の7項目です。

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1240 313 399 537 662 737 1742 3064 2055 380

当院は、大阪府豊能二次医療圏において、日々変化する社会情勢、医療ニーズに迅速に対応し、高度かつ総合的な医療の提供を行っております。
救急医療、がん医療、小児・周産期医療はもちろん、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム、認知症などへの積極的な介入、さらに「虚弱(フレイル)」などの高齢者を対象とした老化予防・リハビリテーションにも力を注いでおります。
当院の退院患者を年齢階級別にみると60歳~80歳でおよそ全体の6割を占めています。また、小児(多くが新生児)が多く、幅広く地域医療へ貢献しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 223 6.46 5.94 0.45 1.95
030270xxxxxxxx 上気道炎 151 5.50 4.83 0.00 3.19
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 101 4.92 5.50 0.00 4.50
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 79 6.85 5.70 0.00 3.73
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 78 5.23 6.18 0.00 0.08

一般外来は、気軽に受診できる敷居の低さが特徴です。午前は小児科全般に対応しており、午後からは多彩な専門外来を設けています。ほとんどの病気を院内で治療できる人材がそろっています。また、近隣では取り扱っていない低身長症や膠原病、学習障害などの発達障害のお子さんも多く受診されています。これまで救えなかった命が医療の進歩によって救えるようになった今、在宅医療や子育て支援にも目を向けていく必要性があると考え、行政や療育園と協力して新たな取り組みを始める予定です。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 92 6.92 6.64 1.09 62.13
060160x002xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 69 5.25 4.85 0.00 64.32
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 40 6.63 5.15 0.00 77.59
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 13.65 15.61 2.70 71.64
060245xx97xxxx 内痔核 手術あり 28 3.07 5.71 0.00 63.37

侵襲の少ない腹腔鏡手術を可能な限り実施しており、患者さんから厚い信頼を得ています。肝臓・胆道・膵臓領域においては、肝細胞癌の外科治療を積極的に行っています。乳腺領域では、2名の専門医が最新機器を用いた専門性の高い医療を提供しています。検査・診断から放射線治療まで、一貫して受けられる利便性の高さも特徴です。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 127 29.95 27.09 75.59 81.40
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 77 27.05 25.09 2.60 76.18
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 49 16.18 17.28 6.12 73.87
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 42 5.07 5.21 0.00 57.99
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 33 26.39 19.87 0.00 65.15

スポーツにおける肩関節疾患、膝関節疾患については、関節鏡視下手術を中心とした早期診断・治療を行い、リハビリテーション科と連携して、競技復帰を目指したプログラムを実施しています。骨粗鬆症に関しては予防に重点を置いており、吹田市骨粗鬆症検診の二次検診施設の指定を受けました。地域の医療機関とともに「骨粗鬆症連携パス」を活用した検診・予防・治療・啓蒙活動に取り組んでいます。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 19 3.95 4.14 0.00 50.04
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 18 3.44 5.60 0.00 34.83
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 17 3.35 3.28 0.00 68.99
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 14 3.86 4.86 0.00 57.65
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 14 9.14 8.50 0.00 78.59

外傷全般、先天異常、皮膚腫瘍(悪性・良性)、眼瞼手術(眼瞼下垂・内反症等)、欠損部や変形の再建など、持てる技術と設備を駆使して、あらゆる分野の手術に対応しています。形成外科の治療対象となる身体の表面に現れる異常や欠損、外傷は、「見た目」に関わることが多く、患者さんの心にも大きく影響します。このため、一人一人の患者さんと向き合い、ご希望を最大限に汲み取れるよう心がけています。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 6.73 7.34 6.82 55.52
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 38 9.11 9.68 5.26 71.70
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 35 2.89 3.25 0.00 70.35
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 17.75 19.10 25.00 70.25
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 13 8.77 3.14 0.00 64.78

脳神経外科領域の幅広い疾患に対応しています。臨機応変に柔軟な対応を心がけつつ、特に神経救急、頭部外傷や脳卒中など急性期の患者さんを受け入れています。脳動脈瘤のクリッピング術や頸動脈血栓内膜剥離術など様々な開頭手術の実績が豊富です。また、脳動脈治療、頸部頸動脈狭窄症に対するステント留置術、急性期脳血管閉塞による脳梗塞に対するカテーテルを用いた血栓回収術など、日々進歩する脳血管内治療を実践することで「救える命」を救っていくことで信頼に応えます。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等21あり 副傷病なし 62 12.56 21.34 0.00 73.24
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 12 13.17 10.04 0.00 67.19
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 10.33 12.34 0.00 26.12
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 16.38 11.99 0.00 72.42
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 7.33 14.60 0.00 74.41

手術は主に胸腔鏡を使用して低侵襲化を図ります。肺がんの標準術式は肺葉切除です。リスクのある症例や、早期の症例では、それに応じて縮小手術(区域切除や部分切除)を検討します。術中に局在が同定困難と予想される場合には、マーキング法を用いて確実に過不足なく切除できるよう工夫しています。手術前の病状や手術説明にはもちろん、十分な時間をかけて丁寧に行います。

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり 49 3.02 3.20 0.00 71.60
100100xx99x1xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2あり 17 49.53 29.16 23.53 78.22
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2あり 63.13 51.26 0.00 75.30
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 12.60 11.73 0.00 74.44
070071xx97xxxx 骨髄炎(上肢以外) 手術あり 79.25 36.34 0.00 69.68

腹部以下の末梢血管外科を専門としています。フットケアにも早くから力を入れており、重症下肢虚血、糖尿病性足病変、静脈うっ滞などで下肢に潰瘍や壊死を認める症例の救肢率向上に努めています。下肢静脈瘤の治療は、レーザーよりも体への負担が少ないラジオ波を用いた術式が標準となっています。通常は2泊3日で行いますが、軽症例は通院でも可能です。必要があれば硬化療法も行っています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 103 9.41 9.75 0.00 34.12
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 87 23.05 20.41 1.15 30.09
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮筋腫摘出(核出)術 腟式等 手術・処置等2なし 57 2.02 3.25 0.00 37.69
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 47 7.85 6.70 2.13 32.04
120260xx99xxxx 分娩の異常 手術なし 44 3.66 4.75 0.00 30.95

妊娠・出産については、安心した医療環境のもとで行うことを第一の目的に、正常妊娠はできるだけ自然分娩で行うことを心がけています。また、妊娠高血圧症などの妊娠中の母体異常や、胎児発育不全、胎児病などの妊娠中の胎児異常や、糖尿病などの内科疾患合併症妊娠等、様々な超ハイリスク妊娠・分娩も多数搬入されてきて、新生児科、糖尿病内科などの各専門医と連携を保ちながら対応しています。新生児集中治療室(NICU)、回復治療室(GCU)も完備し、全国トップレベルの水準を確保し分娩施設と共に周産期センターとして稼働しております。また、大阪府の周産期医療基幹病院(大阪府地域周産期母子医療センターの認定)として、大阪府の母体救急搬送システム(OGCS)の準基幹病院として、充分な実績があります。現在、年間約130件前後の緊急搬送を受け入れており、地域と密着した高度救急医療の一端を担っています。本周産期センターでは緊急搬送の24時間受入体制を布いており、また、妊娠24週以降の全ての妊婦と新生児に対応しています。
婦人科疾患については子宮筋腫などの良性疾患〜子宮癌などの悪性疾患まで対応しています。良性疾患に対する治療では腹腔鏡下や子宮鏡下においての内視鏡手術や、子宮頸部の前癌病変に対する治療では子宮を温存(悪い部位のみを取る)する子宮頸部レーザー円錐切除など、身体にダメージの少ない低侵襲手術を推奨しています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 664 1.99 2.85 0.00 76.39

眼内手術の中心は白内障手術です。さらに当院では糖尿病で通院中の患者さんが多いことから、糖尿病網膜症をご理解いただき、治療の一助となることを期待しています。また、当院は周産期医療センターとしてハイリスク出産に備えるNICUをもつことから、周産期医療にも参加しており、未熟児や低体重児の未熟児網膜症の眼底検査やレーザー治療を行っています。充実したスタッフ、連携体制のもと総合病院ならではの眼科医療を提供しています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 38 8.24 8.01 0.00 16.13
030428xxxxxxxx 突発性難聴 26 7.73 9.18 0.00 47.42
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 22 7.82 9.45 0.00 63.01
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 20 5.80 7.23 0.00 55.92
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 17 4.88 5.48 0.00 40.65

一般的な耳鼻科疾患が上位を占めていますが、当院では、後頸部のがんにおいて比較的頻度が高い喉頭がんや、近年増えている甲状腺がんをはじめ、鼻・副鼻腔、咽頭、舌、頸部リンパ節などに発生するあらゆる悪性腫瘍の治療を行っています。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 3、4又は5 53 16.89 20.20 39.62 74.08
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 20 12.60 16.38 30.00 72.48
010060×2990410 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病1あり 重症度等発症前Rankin Scale 3、4又は5 15.22 22.35 11.11 80.62
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21.00 20.83 14.29 32.82
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17.86 18.66 0.00 78.23

専門医による認知症の確定診断や病型診断、難病指定による神経難病の確定診断や新規申請なども行っており、地域になくてはならない神経内科としての役割を果たしています。
高齢化に伴い、認知症の患者さんが加速度的に増えていることから、早急に診断を行い、治療方針を決定して、可能な限り病気の進行を遅らせることが求められています。そこで、1泊2日または2泊3日の検査入院で確定診断、病型診断ができる「認知症入院パス」を作成し、間もなく運用可能です。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 28 7.79 8.95 0.00 70.01
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 19 11.53 11.73 0.00 74.06
080030xxxxxxxx 疱疹(帯状疱疹を除く。)、その類症 7.00 7.28 0.00 38.45
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 2.00 4.14 0.000 67.56
080250xx99x1xx 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2あり73.79 74.50 33.38 89.4 89.40

当科は、地域の中核病院の皮膚科として、皮膚疾患全般の治療をおこなっています。疾患に対して正しい知識をもっていただくため、患者さんにわかりやすく説明し、ご理解をいただいた上で適正な治療をおこなうよう心がけています。 特に難治性のアトピー性皮膚炎に関する治療相談、接触皮膚炎・薬剤アレルギーの原因検索などに、積極的に取り組んでいます。また、良性を中心に皮膚腫瘍の局所麻酔下での摘出術などもおこなっています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 190 2.46 2.66 1.00 73.26
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 113 6.48 7.31 0.00 75.69
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし 35 9.74 12.34 0.00 71.76
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 33 2 2.73 0.00 58.22
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 31 5.90 5.75 0.00 64.90

泌尿器がん(前立腺、腎、膀胱、精巣等)、および、尿路結石症、前立腺肥大症、尿失禁など泌尿器科疾患全般に対応し、中でも腹腔鏡手術は積極的に実施しています。患者さんのライフスタイルに直結しやすい泌尿器の疾患では、治療後においても継続したフォローが必要であり、切れ目ない医療・サービスを提供するため、地域のかかりつけ医や医療関連施設との連携を密にしています。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 196 2.46 3.59 0.51 72.61
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 156 16.69 11.99 3.21 71.72
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 70 23.44 19.65 2.86 72.27
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 64 22.02 20.83 18.75 84.72
0400801499×002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等A-DROP スコア2 60 19.45 15.12 8.33 83.26

これまで、気管支鏡検査では生検鉗子の病巣への到達をX線透視で確認していましたが、当科ではこれに細径超音波プローブによる観察を併用し、末梢肺の小さな病変や横隔膜に隠れる病変に対しての診断精度の向上を図っています。また気管や気管支に接した縦隔リンパ節や腫瘤などに対しては、超音波気管支鏡ガイド下経気管支針生検による診断を行っています。結核性胸膜炎や悪性胸膜中皮腫、胸膜へのがんの転移を疑った際には、局所麻酔下の胸腔鏡検査を行っています。近年社会的にも注目を集めている、新規抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬による治療も積極的に行っています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 95 3.29 3.03 2.11 69.72
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 83 4.96 4.62 0.00 70.44
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 56 22.09 17.71 5.36 83.73
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 43 16.05 11.21 2.33 77.28
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 15.48 12.72 0.00 68.67

循環器の疾患は、いかに迅速に対応するかによって生命を左右するケースがあります。当院ではCCU当直医が常駐しており、急性心筋梗塞・不安定狭心症・重症不整脈などの緊急性の高い心疾患の患者さんを対象に、CCUホットラインを整備して24時間体制で対応しています。急性心筋梗塞に関しては、緊急心臓カテーテル検査のほか、必要に応じてPOBA・ステント・血栓吸引などのPCI治療を、重症例ではIABPやPCPSなどの体外循環も併用しています。また、下肢の閉塞性動脈硬化症や腎血管性高血圧症などの動脈硬化性疾患に対しても、症状にあった治療で患者さんのADL改善に努めています。

糖尿病科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 19.21 20.83 15.79 83.97
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 重症度等85歳未満 19 16.53 14.63 5.26 60.68
100071xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 重症度等85歳未満 15 12.13 12.07 0.00 62.63
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 重症度等85歳未満 13 12.08 14.27 0.00 68.30
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 重症度等85歳未満 11 11.18 12.49 0.00 70.57

外来においては、治療方針の決定、血糖コントロールのための患者さんへの指導、合併症の発見と治療を迅速に行うよう心がけています。近年では、インクレチン関連薬、SGLT2阻害薬といった治療薬も積極的に導入し、高成績を上げています。血糖コントロールが困難な方に対しては7日間の教育入院を実施し、糖尿病療養指導士を中心としたチームで食事療法、運動療法などに取り組み、良い効果をもたらしています。各診療科がそろう総合病院としての強みを活かして、合併症の検査・治療はもちろん、糖尿病透析予防指導、フットケア、インスリンポンプ療法にも、すべて対応しています。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 定義副傷病なし 21 6.90 7.35 0.00 64.20
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 18.71 12.23 0.00 75.04
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 定義副傷病なし 16 26.00 14.55 0.00 74.04
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 15 42.80 22.12 0.00 76.97
110280xx99001x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 24.44 20.39 0.00 66.43

腎不全での血液浄化療法をはじめ、腎臓疾患を全身性疾患の一部ととらえ、各科の医師と連携してその診療に当たります。腎臓疾患の診断・確定には、経皮的エコーガイド下腎生検を実施しています。慢性じん不全の患者さんの血液透析導入、残腎機能保持に優れる腹膜透析など、種々の腎代替療法を行っています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし 146 3.36 2.68 0.00 69.24
060290xx99x0xx 慢性肝炎(慢性C型肝炎を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし 103 4.96 8.47 0.00 58.32
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 83 10.43 8.73 0.00 75.07
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 78 11.83 10.61 2.56 74.79
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 63 12.79 11.44 0.00 75.03

当科は地域基幹病院、急性期病院として、消化器疾患の診療にあたっています。スタッフは総勢16名で、肝疾患、消化器疾患それぞれの専門医が常に切磋琢磨し、最新の治療を取り入れ、豊富な実績を積んでいます。また、がん治療においては、消化器・乳清外科、放射線科との密なる連携により、外科手術、放射線治療も含めた様々な治療法の中から最適な治療法を選択しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 107 12 15 53 20 25 1 7
大腸癌 50 33 32 43 14 38 1 7
乳癌 3 5 0 0 40 9 1 7
肺癌 96 18 37 88 335 66 1 7
肝癌 12 15 7 10 18 188 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

2017年度に退院した患者さんのうち、我が国で多い5大がん(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がん)の患者さんの数を、初発の UICC 病期分類別、および再発に分けて集計しています。
UICC 病期分類とは、UICC 病期分類国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3つのカテゴリによって、各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の 4病期(ステージ)に分類するものです。
集計対象期間中に複数回入院された患者さんはそれぞれ集計をしています。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。なお、Stageの判断は退院時点のものです。集計区分が”不明”の患者数には、検査入院にてがんの診断が「未確定」の場合や、精査中にてⅠ~Ⅳの病期が「未確定」の場合が含まれています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 37 10.57 56.15
中等症 406 21.25 80.42
重症 77 24.10 82.84
超重症 17 30.06 83.60
不明 0 0.00 0.00

市中肺炎とは、 普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン (日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支炎などは集計対象外です。
軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院しての加療となる場合があります。
成人市中肺炎の患者さんが一番多いのは、中等症で406人です。重症度が上がるごとに長い治療期間を要します。また、軽症の患者さんの平均年齢が50歳ほどであるのに比べ、中等症~超重症になるほど高齢の患者さんが多くなり在院日数も伸びています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 147 20.93 76.14 40.82
その他 14 19.79 72.16 50.00

発症3日目以内の急性期脳梗塞の患者さんが全体の約90%を占めています。当院ではそういった緊急性のある疾患に迅速に対応できるよう、24時間365日患者さんを受け入れ、常時CT・MRI・超音波検査などができる万全の体制を敷いています。また、発症後4.5時間以内の超急性期脳梗塞には、t-PAという血栓を強力に溶かす薬を点滴投与する治療を優先して実施し、適応する症例には脳血管内治療(局所血栓溶解療法や血栓回収療法)を行います。t-PA適応外の患者さんやt-PA治療後に効果が十分でなかった患者さんのため、脳血管内治療専門医を中心とし、さらにこの脳血管内治療を推進していきます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 104 0.00 8.60 1.92 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 76 0.00 30.58 2.63 0.00

当院は、大阪府地域周産期母子医療センターに認可されていて、多くのハイリスク妊婦の分娩に対応しています。出生児に蘇生を要する赤ちゃんに対して行われるのが新生児仮死蘇生術になります。当院は24時間体制で新生児専門医が常駐しており、ハイリスク妊婦の分娩には全て立ち会わせていただいております。その際、呼吸が弱い赤ちゃんに対しては気道確保など安全に子宮外生活を対応できるようにサポートしています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 113 1.76 5.38 0.88 62.84
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 69 1.20 3.04 0.00 64.32
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 57 3.28 12.95 3.51 73.34
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 40 1.58 4.05 0.00 77.59
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 31 4.39 15.00 0.00 69.34

医療の専門性が高まり、肝臓・胆嚢胆道・膵臓の良性・悪性の病気に対する外科治療は、肝臓・胆嚢胆道・膵臓の治療を専門とする専門性の高いチームで行われることが多くなっています。当院では2008年より肝・胆・膵の専門チームを発足し治療を始め、日本肝・胆・膵外科学会の高度技能修練施設に認定されています。また、ガイドラインに基づいた外科治療を基本としています。消化器内科とのコミュニケーションも密で、きめ細かく専門性の高い医療の提供を心がけています。 患者さんの身体への負担が少なく術後の回復が早い腹腔鏡手術を治療ガイドラインに基づき行い、その割合も年々増加傾向にあります。また、最近では、症例(虫垂切除、回盲部切除、胆摘など)に応じて、臍(へそ)の創ひとつだけで手術を行う低侵襲のTANKO(単孔式腹腔鏡手術)も導入しています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 93 2.24 28.81 75.27 81.47
K0821 人工関節置換術(膝) 83 1.76 24.60 3.61 75.79
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 56 2.91 13.25 7.14 72.71
K0462 骨折観血的手術(前腕) 53 2.58 5.75 3.77 62.49
K0811 人工骨頭挿入術(股) 43 3.42 23.98 65.12 81.39

高齢者の大腿骨頚部骨折に対しては、受傷後5日以内の早期手術と超早期リハビリテーションを組み合わせた早期治療と退院後の在宅ケアまでのトータルケアの確立をめざしています。高齢者の膝関節症に対しては、高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術を、股関節症に対しては人工股関節置換術を積極的に行っています。脊椎の変性疾患に対しては、脊椎インストルメンテーションの併用により術後の早期離床、早期リハビリテーションを行うことによって、速やかな機能回復、社会復帰が可能となるよう取り組んでいます。

形成外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) 13 0.08 1.54 0.00 53.61
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 11 0.64 2.09 0.00 66.43
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 10 0.10 5.10 0.00 81.10
K0134 分層植皮術(200cm2以上) 10 10.30 41.80 20.00 51.21
K0064 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径12cm以上) 0.00 7.89 0.00 65.27

形成外科は、生まれつき身体の表面の異常(体表先天異常)、外傷による変形や欠損、瘢痕、悪性腫瘍切除手術による組織欠損などを、手術によって可能な限り正常な状態に近づける治療を行う外科の一分野です。治療対象は全身のあらゆる部位に及ぶため、単独で治療にあたるだけでなく、他の多くの診療科との連携、チーム医療でもその存在意義を発揮する医療分野でもあります。正常に近い形態に再建することで、機能回復とともに生活の質(QOL)の向上を目的とし、医療安全とインフォームドコンセント・QOLを特に重視して、診療や人材育成に努めています。また、常に患者さんや御家族としっかりと向き合い、綿密なコミュニケーションによって御希望を最大限に汲み取れるよう心がけています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 0.96 9.58 7.69 77.27
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 3.43 8.86 0.00 78.06
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 13 7.92 30.85 15.38 63.05
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 10 1.20 11.50 0.00 60.78
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 4.67 34.17 83.33 84.92

高齢の方が頭をぶつけた場合、直後は何ともなくても、1-2ヶ月かけてゆっくり頭の中に出血が広がって、頭痛、麻痺、認知症などが進行する事があります。手術が必要となることがあります。「1-2ヶ月前に頭をぶつけたが、だんだん具合が悪くなった」などの症状が出た場合は、慢性硬膜下血腫になっている可能性があります。
頚部の動脈が動脈硬化によって狭くなると、頭へ流れる血流が減って脳梗塞の原因となることがあります。狭窄率が強くなると広げる手術をおこないます。脳梗塞を起こしたことがある方は60%以上、無症状の方は80%以上の狭窄率である場合、薬だけでは脳梗塞を起こしてしまう恐れが高くなるため、手術を検討します。手術は、内膜剥離術とステント留置術の2通りがあります。内膜剥離術は、狭くなった動脈を切開し、アテロームと呼ばれるゴミを取り出してくる方法です。ステント留置術は、狭くなった部分にステントと呼ばれる金属を通し、中から広げる方法です。当院では、どちらの治療法も行うことが可能ですが、どちらの方法が良いか、患者さんの状態に応じて個別に検討し説明いたします。
脳動脈瘤の治療は破裂、未破裂とも開頭クリッピング術とコイルによる塞栓術の2通りがあります。当院ではいずれも行うことができますが、どちらの治療法が良いか、患者さんの状態に応じて個別に検討しご説明いたします。
脳腫瘍には進行がおそいものから急速に進行していくものがあり、それぞれの腫瘍の性質によって治療法が異なります。手術による摘出だけでなく、放射線照射や薬による化学療法を併用することもあります。肺がんや乳がんからの転移も多く、それぞれの原発巣を治療する担当科と連携を密にして治療法を検討します。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 35 2.63 11.54 0.00 73.19
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 21 1.90 6.62 0.00 69.63
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 16 7.88 4.19 0.00 37.68
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 14 1.86 8.14 0.00 73.63
K502-4 拡大胸腺摘出術 13.33 32.00 0.00 60.93

肺にできる悪性腫瘍の大半は肺がんです。肺がんは小細胞癌、非小細胞癌(腺癌・扁平上皮癌・大細胞癌)に分かれます。腫瘍の種類やその進行度によって治療法は変わってきますが、早期の場合は手術が最も根治的な治療法となります。大腸がんなどの転移性肺腫瘍や、カルチノイドなどがあります。手術で根治が望める場合には手術が第一選択となることが多いです。
近年、呼吸器外科において普及した手術法に「胸腔鏡(内視鏡)手術」があります。小さな傷を数カ所開け、胸腔鏡で観察しながら手術操作をおこなう方法で、身体への負担が少なく治りが早い、傷跡が目立たないなどのメリットがあります。

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 46 1.00 1.02 0.00 71.65
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 17 7.00 26.00 0.00 76.79
K0433 骨掻爬術(足その他) 26.67 96.27 0.00 72.87
K0843 四肢切断術(指) 1.50 82.50 0.00 71010
K617-2 大伏在静脈抜去術 1.00 1.00 0.00 79.20

下肢静脈瘤に対する治療は、抜去切除術を標準術式としてきましたが、平成28年3月末より血管内焼灼術を導入しました。少し前に登場したレーザーよりもさらに身体への負担が少なく、疼痛や術後の皮下出血の発生も低い高周波(ラジオ波)を用いています。またBarady hookという特殊な器具を用いたstab avulsion法で瘤切除を行うことによって、従来よりも小さな切開で手術することが可能になりました。2泊3日の入院で行いますが、軽症例は通院で高位結紮術を必要があれば外来で硬化療法も行っています。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 102 4.44 7.29 0.98 33.91
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 71 7.55 7.20 0.00 33.94
K867 子宮頸部(腟部)切除術 57 0.02 1.00 0.00 37.69
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 40 0.95 6.10 0.00 43.58
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 28 1.46 6.04 0.00 47.65

正常妊娠もハイリスク症例も多いため、経験豊富なスタッフが充実しており、また、産科医と新生児科医と病棟スタッフの定期的な周産期カンファレンスや症例検討会を開き周産期関連部門全体での検討を行い、EBM(最新かつ最良の根拠に基づいた医療)に沿った管理、治療を徹底的に行い、安全で確実な医療を一症例一症例に対して行うよう心がけております。
婦人科疾患については子宮筋腫などの良性疾患〜子宮癌などの悪性疾患まで対応しています。良性疾患に対する治療では腹腔鏡下や子宮鏡下においての内視鏡手術や、子宮頸部の前癌病変に対する治療では子宮を温存(悪い部位のみを取る)する子宮頸部レーザー円錐切除など、身体にダメージの少ない低侵襲手術を推奨しています。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 663 0.35 0.74 0.00 76.34
K2762 網膜光凝固術(その他特殊) 40.50 20.50 0.00 19.35
K2822 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合 0.00 1.00 0.00 77.60

現在、白内障は日帰り手術が積極的におこなわれていますが、すべての人に適応可能なわけではありません。当院では、一人暮らしでご家族のサポートが受けられない患者さん、他の全身疾患のある患者さんなど、日帰りが不可能とこちらが判断する場合、あるいは入院手術を希望される患者さんへの入院手術を主としておこなっています。特に糖尿病などの疾患が心配な場合は、当院では他科の主治医にコンサルトした上、術前全身検査を入院前におこない、万全を期して手術を施行しています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 39 1.28 7.15 0.00 18.78
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術) 13 1.00 4.00 0.00 59.46
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみ) 11 1.00 7.09 0.00 64.60
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 10 1.00 3.30 0.00 50.15
K386 気管切開術 31.29 72.71 42.86 76.50

手術件数は一般的な耳鼻咽喉科領域の術式が多くなっています。また、頭頸部がんに対する手術を中心とした集学的治療、頭頸部良性腫瘍に対する手術治療を特に重点的に行っております。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 0.00 0.00 0.00 91.10
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) 0.00 1.00 0.00 77.10
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 0.00 1.00 0.00 58.00

当科は、地域の中核病院の皮膚科として、皮膚疾患全般の治療をおこなっています。疾患に対して正しい知識をもっていただくため、患者さんにわかりやすく説明し、ご理解をいただいた上で適正な治療をおこなうよう心がけています。 特に難治性のアトピー性皮膚炎に関する治療相談、接触皮膚炎・薬剤アレルギーの原因検索などに、積極的に取り組んでいます。また、良性を中心に皮膚腫瘍の局所麻酔下での摘出術などもおこなっています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 92 1.43 4.90 0.00 76.35
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 34 1.18 9.41 5.88 63.43
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 33 0.00 1.00 0.00 58.22
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 33 1.58 4.06 0.00 64.39
K610-3 内シャント設置術 30 28.73 28.53 3.33 68.03

前立腺がんや腎がん、膀胱がん、腎盂尿管がん、精巣がんなどに対して、手術、化学療法、放射線療法などの集学的治療、根治性と機能温存・QOLの両立を目指した治療を提供します。また、安全な治療を行うことが前提ですが、積極的に先進医療などの新規技術の導入にも力を注いでいます。なかでも患者さんの身体への負担が少ない腹腔鏡手術を積極的におこなっています。

呼吸器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K509-4 気管支瘻孔閉鎖術 20.67 50.33 0.00 77.20
K510-3 気管支鏡下レーザー腫瘍焼灼術 3.00 12.67 33.33 83.57

呼吸器外科、放射線科とタイアップして化学療法、外科的治療、放射線治療を組み合わせた集学的的治療を実践。しっかりとインフォームドコンセントをおこない、患者さんに納得して治療を受けていただけるよう、最善を尽くしています。 また、胸部レントゲン写真やCTだけでは診断が難しい場合は、積極的に気管支鏡検査をおこなっています。常に最新の機器、熟練したスタッフを揃え、安心・安全に検査・治療を受けていただけるよう努めています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 80 3.74 5.25 3.75 72.18
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 31 4.61 13.03 0.00 77.35
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 26 0.12 9.81 0.00 66.18
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 20 0.00 16.30 0.00 74.11
K597-2 ペースメーカー交換術 13 2.00 11.46 0.00 81.46

循環器病では、カテーテルと呼ばれる細い管を血管に入れ心臓や血管の状態を把握する検査が必要となる場合があります。血管が狭くこのような侵襲的検査が困難な患者さんには、64列マルチスライスCTを用い、冠動脈や全身の動脈硬化性疾患の診断に役立てています。
不整脈疾患に対してもホルター心電図や電気生理学的検査などを適宜施行し、必要に応じて薬物治療、ペースメーカー植込術および電気的除細動などをおこなっています。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 5.25 10.75 12.50 73.71
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 23.67 29.33 0.00 77.73
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 1.00 9.00 0.00 70.10

慢性腎不全の患者さんの血液透析(HD)導入、残腎機能保持に優れる腹膜透析(PD)など、種々の腎代替療法をおこなっています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 120 1.27 1.86 0.00 71.69
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 86 5.55 7.76 0.00 64.18
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 84 1.26 8.24 0.00 75.13
K654 内視鏡的消化管止血術 71 3.04 15.06 5.63 72.19
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 59 1.83 9.34 0.00 74.52

消化器疾患の地域基幹病院、急性期病院として、肝臓・消化器内視鏡の専門医が中心となり、診療にあたっています。診断・治療に際しては、消化器外科、肝胆膵外科、放射線科と連携し、外科手術も含め様々な治療法の中から最適のものを選択しています。肝疾患についてはウイルス肝炎、NASH、肝癌の診断と治療、消化管疾患としては、早期がんに対する内視鏡治療、切除不能な進行癌に対する化学療法、炎症性腸疾患などに力をいれており、消化管出血、胆道ドレナージなど緊急を要する場合、オンコール体制をとり、対応しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 7 0.06
180010 敗血症 同一 24 0.21
異なる 13 0.11
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 0 0.00
異なる 58 0.50

医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、入院の契機となった傷病名が医療資源を最も投入した傷病名と同一か異なるかを区別して、症例数、発生率を示しています。
指標に示されるそれぞれの項目に関しては以下の通りです。
○播種性血管内凝固症候群
本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群です。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態です。入院後に発症している症例が多く、感染症が重症化するケースやや基礎疾患が影響しているケースが多いと考えられます。
○敗血症
生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込む、または化学療法や放射線療法を受けて白血球数が低下している患者さん、副腎皮質ホルモン薬や免疫抑制薬を投与されて感染に対する防御能が低下している患者さんに対して、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。
○真菌感染症
真菌が種々の臓器に定着することに起因する感染症です。
○手術・処置等の合併症
手術や処置をしたことで起こる病態を指します。術後出血や創部感染などが挙げられ、手術や処置等に一定割合で発生してしまう病態です。合併症はどのような術式でもどのような患者さんでも一定の確率で起こり得るものです。

更新履歴

2018年9月27日

平成29年度 病院指標を公表しました。

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