健康診断患者の胸部単純X線画像を用いた存在診断のAIサポートによる存在診断精度向上に関する研究 | 大阪府済生会吹田病院

健康診断患者の胸部単純X線画像を用いた存在診断のAIサポートによる存在診断精度向上に関する研究

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健康診断患者の胸部単純X線画像を用いた存在診断のAIサポートによる存在診断精度向上に関する研究

胸部単純X線画像 (レントゲン)の撮影・診断を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ

当院で過去に診断を目的とした胸部単純X線画像を撮影された患者さんを対象に、診療録の調査を行いレントゲン内の症例有無の確認を実施させていただきます。

1. 研究計画名

健康診断患者の胸部単純X線画像を用いた存在診断のAIサポートによる存在診断精度向上に関する研究

2. 研究の意義・目的

肺がんなどの確定診断手法としてCTが主に利用されていますが、CTは被ばく線量が高いため、疑いのない患者全員にCT検査を実施することは非現実的です。
この研究は、既に撮影された胸部単純X線画像・診断結果から、胸部単純X線画像の診断をより的確にするアルゴリズムを村田製作所と共同研究するものです。みなさんが定期的に受診している健康診断等のデータからビックデータ化・AI解析を行うことで胸部単純X線画像の診断精度を向上させ、早期発見・早期治療に繋げることを目的としています。

3. 研究方法

本院で過去に胸部単純X線画像の撮影・診断をされた患者さんを対象とし、個人情報を匿名化し患者さんの個人情報を保護した後に、診療録のデータを村田製作所の研究者とともにAI解析をおこない以下の検討を行います。

  • 胸部単純X線画像を用いた存在診断サポート手法の研究

既に診断された胸部単純X線画像と診断結果を用い、AI解析の結果生成されたアルゴリズムが存在診断のサポートとして有効であるかを検討します。

4. 研究計画の概要について

当院において胸部単純X線画像撮影をされた患者さんを対象に、胸部単純X線画像と、身体所見、一般検査の結果を比較します。

5. 予測される危険や不利益

この研究では診療で得られたデータを使用するため、患者さんに新たな負担を生じることはありません。

6. 個人情報の取り扱いについて

情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
本研究に登録したくない場合は、呼吸器内科担当医までご連絡ください。申し出がなかった場合には、登録を了承していただいたものとさせていただきます。
なお、登録を拒否されても、患者さんになんら不利益を生じることはありません。
 

7. 問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先等について

この研究についてのお問い合わせ先は大阪府済生会吹田病院において受け付けております。

電話番号
06-6382-1521
担当者名
呼吸器内科:長 澄人(研究責任者)、放射線科:廣橋 里奈