2020.06.11医療関係者の方
植野 望
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(TAPP)の経験例数
2020年4月に大阪府済生会吹田病院 消化器外科に着任しました。
前任地は淀川キリスト教病院で、5年半勤務いたしました。
これまで消化器外科手術、特に腹腔鏡下手術を中心に行ってまいりましたが、近年は腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(TAPP)をはじめとしたヘルニア診療に携わる機会が多くなり、関連学会の役員も仰せつかるようになりました。
ここでいうヘルニアは、脊椎周囲のヘルニアではなく、腹壁ヘルニア、いわゆる“脱腸”を意味します。
この度、当院ではヘルニアセンターが開設され、着任にあたり科長を拝命いたしました。まだまだ一般の方には知名度の乏しい、ヘルニアという病気について広く知っていただき、ヘルニアによる健康被害を出来るだけ少なくしたいと考えております。
先生方には、お気軽にご相談いただきますようお願い申し上げます。
ヘルニアセンターの主な対象疾患は、鼠径部ヘルニアとその他の腹壁(瘢痕)ヘルニア、そして食道裂肛ヘルニアで、これらに加えて、近年わが国でも増加している直腸脱であります。
残念ながら、これらの治療手段は手術しかありませんが、体壁が脆弱になった箇所から発生する病気であるため、新たな手術の創もできるだけ小さくすべきと考えます。
当センターでは、心臓などに重い合併症がある方以外には、全身麻酔下で腹腔鏡もしくは内視鏡下手術を行います。
創が小さいことにより、手術後の疼痛は少なく、入院期間も短縮されることになります。
ご紹介・お問い合わせは、済生会吹田病院
地域連携課 0120-86-1567 まで
おおむね65才以上の方で、精神的または身体的理由で日常生活に常時介護を必要とし、自宅ではお世話を受けることが困難な方を対象としています。
介護が必要な利用者に対して、健康で安定した生活を送っていただくことを目的として、利用者本位の総合的な援助を行います。
要介護、要支援者および居宅介護支援事業からの居宅サービス計画に沿って、利用者の自立とQOLを高め得るに適切な利用者中心のサービスを提供します。
要介護、要支援者の意思および人格を尊重し、利用者の立場に立った適切な指定訪問看護の提供することを目的としています。
子どもの状態を正しく把握し、疾病の早期発見、早期治療に努めています。病院との連携を深め、適切な指導を行います。
地域医療機関と協働し予防医療・健康増進に寄与するため、平成30年11月「健康・医療のまち健都」の駅前複合商業ビルVIERRA(ビエラ)岸辺健都2階フロアに移転します。
病気をかかえていても医療と介護の専門家の目が行き届く環境で通所と宿泊サービス・訪問看護と介護サービスを組み合わせ、慣れ親しんだ地域と家で“身近な人に囲まれていつもの暮らしを続けること”をサポートします。