訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者の栄養指標と入院、死亡との関係 | 大阪府済生会吹田病院

訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者の栄養指標と入院、死亡との関係

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訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者の栄養指標と入院、死亡との関係

【訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者の栄養指標と入院、死亡との関係】に対するご協力のお願い

研究代表者 所属 栄養科
氏名 小塚拓也

下記の研究を当院倫理審査委員会の承認ならび院長の許可のもと、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(厚生労働省令和3年3月23日発)」および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる参加される方への新たな負担は一切ありません。
またプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究への協力を望まれない方は、その旨を下記の問合せ先までお申し出下さい。
なお、研究に参加されない場合でも患者さんが不利益を被ることはありません。

01.対象となる方

2016年4月1日〜2021年3月31日に介入し訪問栄養指導を実施した165名の高齢者

02.承認番号

2023-18

03.研究課題名

訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者の栄養指標と入院、死亡との関係

04.研究実施機関

済生会吹田病院

05.研究の意義、概要、目的、方法

この研究の意義と概要は以下の通りです。
現在我が国では、諸外国に例を見ないスピードで高齢化が進行しています。医療の機能分化が進み、病院から在宅療養への移行が進む中、訪問栄養食事指導の関心が高まる一方で、実際に訪問出来ている件数は少ないのが現状です。そのため充分な栄養療法が受けられていない高齢者は多く、入院や死亡に悪影響を与えていると考えられることから、2016年4月~2021年3月の期間、訪問栄養食事指導を行った在宅療養高齢者165名を対象とし、在宅療養中断の原因となる入院や死亡と低栄養の重症度やチャールソン併存疾患指数、さらには生活背景などの臨床指標との関係を後方視的に解析し、在宅療養中断に関連する指標を明らかにしようとするものです。
2016年4月~2021年3月の期間、訪問栄養食事指導を行った高齢者を研究実施機関の診療記録より選び出し、低栄養の重症度や臨床指標、生活背景が入院や死亡に関係するかを明らかにします。
訪問に関する管理栄養士記録より収集する情報等は以下の通りです。

  • 被験者背景
    年齢、性別、チャールソン併存疾患指数、誤嚥性肺炎の既往、大腿骨頸部骨折の既往、ポリファーマシーの有無(5剤以上)、生活保護の有無、生活形式、調理キーパーソン、買物キーパーソン、食事介助、欠損歯、義歯、介護サービスの利用状況、社会交流の有無
  • 栄養スクリーニング項目
    MNA®-SF、GLIM基準
  • 身体所見
    体重、BMI、 下腿周囲長(CC)、上腕周囲長(%AC)、上腕筋皮下脂肪厚(%TSF)、上腕筋囲(%AMC)、上腕筋面積(%AMA)、握力
  • 血液生化学検査値
    CRP
  • アウトカム
    緊急入院の有無、入院日、死亡の有無、死亡日
06.協力をお願いする内容 訪問に関する管理栄養士記録、診療記録、血液生化学検査値、身体計測記録を利用させていただきます。
07.本研究の実施期間 倫理審査委員会承認後~2023/12/31
08.予測される危険や不利益

この研究では訪問で得られたデータを使用するので、患者さんに新たな負担を生じる可能性はありません。

09.プライバシーの保護について

個人情報はきちんと守られます。提供いただいたデータは今後、番号のみで扱われます。研究結果を発表するときも個人が特定されることはありません。

10.問い合わせ先

(苦情等の窓口の連絡先)

この研究についてのお問い合わせ、苦情等は大阪府済生会吹田病院において受け付けております。
電話番号:06-6382-1521
担当者名:小塚拓也(研究責任者)

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