血中free AIMを用いた膵臓がん早期診断法の開発 | 大阪府済生会吹田病院

血中free AIMを用いた膵臓がん早期診断法の開発

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血中free AIMを用いた膵臓がん早期診断法の開発

【血中free AIMを用いた膵臓がん早期診断法の開発】に対するご協力のお願い

研究代表者    所属 消化器内科、 職名 名誉院長
氏名  岡上 武

本研究は当院倫理審査委員会の承認ならび院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施します。ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる、参加される方への新たな負担は一切ありません。またプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない方は、その旨をこの掲示の後方に記載している“問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先”までお申し出下さい。研究に参加しないからといって、あなたが不利益を被ることはありません。

1.対象となる方 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、慢性膵炎、アルコール性肝障害、膵がん、膵がん以外での膵切除例の診断・治療を受けられた患者さん
2.研究課題名 承認番号  2023-01
研究課題名 血中free AIMを用いた膵臓がん早期診断法の開発
3.研究実施機関 済生会吹田病院、京都府立医科大学、AIM研究所(東京)
4.研究の意義・目的 近年すい臓がん患者が年々増加し、今後も増加することが予想されています。膵がんの早期診断は比較的難しく、腹部超音波検査・CT, MRIなどで診断されたときは比較的進行した状態の事が多く、完治する例が少ない予後不良の癌です。私たちはAIM研究所所長宮崎徹先生(東京大学疾患生命工学センター元教授)らとの共同研究で血中free-AIM(fAIM)がNASH肝癌では高率に陽性を示し、肝がんの超早期診断に有用であることを明らかにしています(Koyama N, Okanoue T, et al. J Gastroenterol 2018, Okanoue T, et al. Hepatol Res 2022)。このfAIMが膵がんでも早期から陽性を示す可能性が高いことを宮崎先生らが指摘しています。今回膵がんを発症しやすい種々の疾患と膵がん患者さんを対象に、みなさんが病院受診時に定期的に受けている一般検査等のデータからビッグデータ化し、小さな膵がんを確実に診断する方法を開発するものです。
5.研究の方法・概要 本院で過去に肝生検で診断された非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者さんと画像検査・血液検査などで膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、慢性膵炎、アルコール性肝障害、膵がんと診断された患者さん、膵がん以外で膵切除を受けた患者さんを対象に診療録を研究に利用させていただきます。fAIMや膵がんにおける種々の腫瘍マーカーの測定を保存血清を用いて行います。
膵がん診断時および診断前の腫瘍マーカー(CEA, CA19-9, DUPAN2, Span1)と血中fAIMを比較し、fAIMの膵がん早期診断に対する有用性を検討します。
6.協力をお願いする内容 膵腫瘍マーカー検査値(CEA, CA19-9, DUPAN2, Span1)、画像検査などの診療記録、過去の血液検査の残余血清などを利用させていただきます。
7.本研究の実施期間 研究期間:2023年5月1日~2029年3月31日
研究対象期間:2007年4月1日~2027年3月31日
8.予測される危険や不利益 この研究では診療で得られたデータおよび保存血清を使用するため、患者さんに新たな負担を生じることはありません。その費用は研究責任者 岡上のAMEDなどの科学研究費から支払われ、患者さんの負担はございません。
9.個人情報の取り扱いについて 情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
本研究に登録したくない場合は、下記の「問い合わせ、苦情等の窓口」までご連絡ください。申し出がなかった場合には、登録を了承していただいたものとさせていただきます。
なお、登録を拒否されても、患者さんになんら不利益を生じることはありません。
10.問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先 この研究についてのお問い合わせ先は大阪府済生会吹田病院において受け付けております。
電話番号
06-6382-1521
担当者名
済生会吹田病院 消化器内科:岡上 武(研究責任者)、島 俊英、水野智恵美、光本保英、大矢寛之
済生会吹田病院 消化器外科:吉川卓郎、松本 拓
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