ラジオ放送「桑原あずさのas life」ワンポイントホスピタルに出演しました。
ラジオ大阪で放送中の「桑原あずさのas life」(ラジオ大阪(FM91.9、AM1314)毎週土曜日7時00分から7時45分で放送中。)の「ワンポイントホスピタル」に、吹田病院のスタッフが出演しました。
- 第1回 2020年11月7日「済生会について」島 俊英(院長)
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済生会は明治天皇の“済生勅語”により創設されました
済生会の創立は明治にさかのぼります。その頃、日本は富国強兵策を進め、明治37-8年の日露戦争に勝利しました。しかし、国民の間では戦争で傷ついたり、家の大黒柱を失ったり、失業した人などが数多くの人が貧困にあえいでいました。 明治44年2月に、明治天皇は桂太郎総理大臣を召され、「生活苦で医療を受けることができずに困っている人たちを施薬救療(無償で治療すること)によって救おう」と、“済生勅語”を発し、お手元金150万円を下賜され、「済生」の活動を広めるように託されました。この命をうけ、官民からの寄付金を集め、明治44年5月30日に創設されたのが済生会です。「済生」には「生(いのち)を済(すく)う」という意味があります。初代会長には桂総理が就任し、明治の重鎮が役員に名を連ね、医務主管には日本の細菌学の父として知られる北里柴三郎が任ぜられました。済生会の組織
日本最大の社会福祉法人です 40都道府県に支部があり日本全国で活動しています 全国に病院は81あります 総裁は、秋篠宮(あきしののみや)皇嗣殿下(こうしでんか)です 大坂府支部は、8病院(吹田、茨木、千里、中津、野江、泉尾、富田林、新泉南)があり、日本で最も大きな支部です。当院の医療の特徴
赤ちゃんからお年寄りまで対応できる多彩な診療科で診療しています 病院の理念である“やすらぎの医療”を提供します 済生会の精神に基づき、困窮した(困った)患者さんを積極的に支援します
- 第2回 2020年11月14日「肝疾患、NASH」岡上 武(名誉院長)
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脂肪肝に要注意
大量飲酒を一定期間続けると肝臓が障害されいわゆる“アルコール性肝障害”となり、最初は脂肪肝、さらに進展するとアルコール性肝炎、肝硬変、肝がんとなります。しかし、飲酒をほとんどしなくても、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などのいわゆる生活習慣病の方はアルコール性肝障害と同じような病態“非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)”となります。NAFLD患者は我が国に2000万人もいて、NAFLDには予後良好な単純性脂肪肝(NAFL)と予後不良な非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があり、前者8-9割、後者1-2割で、後者(300万人前後)を早期に確実に診断し、肝硬変、肝がんならないように、適切な治療を行いことが重要です。またNAFLD/NASH患者さんでは肝臓は勿論、種々の臓器にがんが出来やすいので要注意です。済生会吹田病院はわが国で最も沢山のNAFL, NASH患者を診療している病院で、世界で開発中の新薬での治験広く行っています。肥満、糖尿病、高脂血症や高血圧があり、少しでも肝障害がみられる方は、遠慮なくお越しください。
- 第3回 2020年11月21日「胃がん、大腸がん、ピロリ菌」水野智恵美(副院長)
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胃がん、大腸がん、ピロリ菌
大腸癌は最近増加傾向にあり、男性の約11人に一人、女性の13人に一人が大腸癌に罹患すると言われています。 大腸癌は比較的治りやすい癌ですので、早期発見のためには便潜血の健診や内視鏡検査を早めに受けることが大事です。 胃癌や大腸癌にならないように気をつけることは、まず胃癌はピロリ菌感染と深い関連があります。ピロリ菌を調べて胃癌予防のためには陽性の方は除菌しておく必要があります(1週間抗生剤を内服します)若いうちに除菌しておく方が良いのですが、除菌をしても胃癌のリスクは0にはならないため、年1回定期的に内視鏡検査を受けることが大切です。 また大腸では肥満 喫煙などが大腸癌のリスクを上げると言われており、適度な運動がいいとされています。喫煙は 食道癌胃癌、大腸癌にも悪影響を及ぼします。 内視鏡はどんどん進歩し、解像度が良くなり、特殊光や拡大などを用いて診断する能力も上がっています。早期癌の治療として、食道、胃大腸でも方法は同じですが、がんの周囲を切開して剥いでいくように切除する粘膜下層剥離術という内視鏡治療があり、内視鏡で治癒できる人が多くなりました。内視鏡治療は高齢の方や心臓が悪いなど合併症のある患者さんにもからだへの負担が少ない方法で治すことができます。また臓器温存という面でも喜んでいる患者さんも多くおられます。 胃癌、大腸癌は、是非とも内視鏡検査をきちんと受けて治って頂く人が増えるように、みんなで勧めて頂ければと思います。
- 第4回 2020年11月28日「慢性閉塞性肺疾患(COPD)について」竹中英昭(副院長)
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)について
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙によって末梢の気管支が炎症を起こしたり、肺の構造が破壊されて起こる呼吸器の病気です。咳や痰などの症状ではじまり、進行すると坂道や階段での息切れを自覚し、さらに悪化すると安静時でも息苦しさを感じるようになります。また、肺癌などの呼吸器疾患以外に脳血管障害や心臓病、糖尿病、骨粗鬆症など多臓器のの疾患を合併することも多く、喫煙によって起こる呼吸器の生活習慣病といわれています。 COPDでは肺の病変のために一度にはき出すことのできる空気の量(1秒量)の減少がみられます。禁煙によってこの呼吸機能障害の進行は止まりますが、たばこによって起こった肺の構造の破壊はもとに戻らないため、早期の禁煙が重要です。最近では、たばこを我慢できるよう薬を服用して禁煙をすすめる禁煙外来を行っている診療所もあり、なかなか禁煙を続けられない患者さんには、当院からのご紹介を行っています。 COPDの病診連携では最初の診断や治療薬の調整、呼吸機能検査やCTの定期的観察を当院で行い、前述の禁煙外来や安定期の外来治療はかかりつけの診療所にお願いしています。しかしながら、風邪等による症状の増悪や肺炎の合併などで専門的診療や入院が必要な際は、当院を紹介受診いただいています。また、呼吸器のリハビリテーションや在宅酸素療法の導入が必要なときも当院での入院を行っています。 日本ではまだ診断されていないCOPDの患者さんが多数存在するといわれています。喫煙歴のある40歳以上のひとで、風邪でもないのに咳や痰が続いている、坂道や階段で息切れがあるひとはCOPDの可能性がありますので、呼吸機能検査を受けていただくことをおすすめします。
- 第5回 2020年12月5日「放射線科」廣橋里奈(副院長)
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放射線科とは?
放射線科ではおなじみの「レントゲン」のほか、バリウムを飲む消化管造影検査、骨粗鬆症をしらべる骨塩定量検査、乳癌の診断に欠かせないマンモグラフィーをはじめ、CTやMRIといった各種画像検査を行っています。特殊な放射性物質を少量注射して行う核医学検査では、脳の血流、心臓や腎臓の機能、甲状腺や副腎の機能、全身の骨の状態など、形態と機能を含めた診断が可能です。これらの画像診断を用いて病気やけがの原因、現在の状態などを診断し、主治医の先生にお知らせすることで、患者さんの治療を助ける役割を担っています。 放射線科ではこれら画像診断の他に、IVR(インターベンション)、放射線治療といった治療も加え、三本柱で各科の診療をサポートしています。 IVR(インターベンション)とは血管造影などの検査手技を、そのまま直接治療にも使っていく技術です。血管を撮影したあと、そのまま病気の部分に薬をいれたり、血管を遮断したり、逆に細い血管を広げたりもします。また放射線治療は放射線の力を使って癌などの病気を治療する方法です。[320列CT]
当院では1回で320枚の写真を撮影出来る320列VT装置を用いています。短時間にたくさんの画像を撮ることができることから、心臓が1回動いている間に心臓全体を撮影したり、泣いている子供さんを一瞬で撮影したりということもできます。また広い範囲を短時間で撮影出来るので、交通事故などでの怪我など全身広い範囲を調べたい場合にも役立ちます。もちろん時間をかけると、より細かい精密な画像を撮ることも出来ます。装置の進歩で被曝低減も出来るようになっており、安心してうけていただけます。[3TMRI]
MRIは10分ほどで頭の中や脊髄など骨に囲まれてCTでは見えにくい部分を詳しくみることができ、しかも被爆もありません。3Tの装置で細かなところまで明瞭に映し出すことができます。[核医学検査]
核医学検査は少量の放射性物質を血管から注射し、ベッドで30分ほど寝て体の外から撮影するだけで、脳の機能などを調べることが出来ます。特に今注目されている認知症についても威力を発揮します。 これらの検査は、当院を受診いただくほか、かかりつけの先生からご依頼いただければ予約をおとりできます。当日検査におこしいただければ各種検査を実施し、結果の画像と診断結果を後日かかりつけの先生にお返しいたします。お急ぎの場合はその場ですぐお返しすることもできます。 検査というととても不安だと思いますが、実際受けてみるとそれほどでも無く、しかもはやく治療につなげることができ、治療成績もよくなります。ぜひ怖がらす、検査をうけにいらしてください。
- 第6回 2020年12月12日「少子化と周産期医療」亀谷英輝(周産期センター長)
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少子化と周産期医療
少子高齢化が唱えられて久しいですが、2019年の日本の合計特殊出生率は1.36と極めて低く(人口維持には2.1必要)、このままいくと50年後には日本の人口が半分になってしまうとの予想が立てられています。日本人が子供を産まなくなった理由はいろいろありますが、女性の未婚化、晩婚化、そして出産しても子育て、教育の費用がかさむ等が大きな要因となっているようです。私たち日本人は、日本の将来を見据えた意識改革を、そして行政に本気の少子化対策を早急且つ長期間に実行していただけることを望むばかりです。 子供は日本の未来を背負う貴重な存在。私ども医療人にとってできることは、そんな貴重な子供達を安心安全に世に送り出すことです。当院は周産期センター(分娩と分娩前後の母と子をケアする施設)を併設し、正常から異常まで幅広くお母さんとお子様をケアしています。「お産」は、たとえ正常に経過していても突然急変し、母児の命を奪うことがあるという落とし穴があるので安全な分娩が求められます。 私どもは、これからもずっと安心安全なお産を続けつつ、今後、近い将来に日本の少子化が少しでも改善されていくことを祈念していきたいと思います。
- 第7回 2020年12月19日 長 澄人(院長補佐)・藤本 憲明(看護師長(感染管理認定))
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済生会吹田病院では、安心して受診出来る感染対策を実践しています
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、調子が悪かったり自身の症状で心配なことがあったりしても受診を控える方が増えています。そのため、当院では患者さんが不安なく安心して受診できるように、新型コロナウイルス感染症の感染対策を実践しています。感染対策の一部紹介
- 職員は、勤務開始時に体温測定と体調チェックを実施しています。また、勤務中はマスクの装着と手指衛生を実践しています。
- 当院に来院される患者や付き添いの方には、マスク装着をお願いしています。
- 病院の入り口にてサーモグラフィーによる体温測定を実施しています。
- 発熱がある患者さんは、専用の診察室と待合室を準備して対応しています。
当院へ受診される患者さんへのお願い
- 発熱を伴う風邪症状がある方は、必ず当院へ電話連絡の上受診してください。
- 電話にて、受診の方法と時間の調整をさせていただきますので、ご協力をお願いします。
ご入院中の患者さんのご家族さんなどへのお願い
入院中の患者さんへの感染対策として、人と人との接触を最小限とさせていただくため面会禁止を実施しています。患者さんに会えない不安等もあると思いますが、感染対策上必要な事ですのでご理解とご協力をお願いします。 当院では、上記以外にも多くの感染対策を実践しており、発熱がない患者さんも発熱患者さんも安心して受診できる環境を整えています。 院長補佐: 長 澄人 感染管理認定看護師:藤本憲明
- 第8回 2020年12月26日「管理栄養士ってどういう仕事?」若野 知恵(栄養科 係長)
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管理栄養士ってどういう仕事?
日常生活で管理栄養士に関わる機会が少ないことから馴染みがない方も多いと思われますが、一般的に「栄養士」と聞いてイメージするのは給食を作る人ではないでしょうか? しかし、それはおおよそ「栄養士」であって「管理栄養士」ではありません。 管理栄養士と栄養士の違いは大きく2つあります。- 1つ目は免許交付の機関が異なるという点です。栄養士は都道府県知事より免許を受けた資格ですが、管理栄養士は厚生労働大臣より免許を受けた国家資格です。
- 2つ目は対象者の違いです。栄養士が主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行うのに対して、管理栄養士は病気の方を対象にして専門的な知識を伴った栄養指導を行ったり、給食の運営管理と労務管理を行ったりすることが主な仕事です。
当院管理栄養士の仕事
1つの病棟に1人の管理栄養士を配置し、入院患者さんの栄養管理や栄養指導・栄養相談、食事形態・内容の調整をすることで退院に向けて栄養面でのサポートを行っています。 退院後も外来通院時に生活習慣病や低栄養などの栄養障害、摂食嚥下障害、がん患者さんなどに対して外来療養のサポートを行っています。 外来通院が難しく、往診で療養されている患者さんに対しては管理栄養士がご自宅へ訪問し、時にはご家族やヘルパーさんに向けて調理指導を行ったり、栄養の過不足を計算したりして在宅療養での栄養面のサポートを行っています。入院前から入院中、外来通院、在宅療養と患者さんの全てのタイミングに対応できる栄養サポートを行うことが我々の役目です。 栄養管理に力を入れながらも患者さんの療養に役立てて頂くよう、SNSなどでレシピの発信も積極的に行っており、クックパッドでは入院食や病態に合わせたレシピを公開していますので是非参考にして下さい。
- 第9回 2021年1月2日「脳梗塞について」田上 宗芳(脳神経内科 科長)
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脳梗塞について
脳神経内科とは、内科の疾患のうち脳や中枢神経、末梢神経 などに関わる疾患について診療を行う診療科です。 最も頻度の多い疾患は脳血管 障害、特に脳梗塞で、当科の年間約200例の入院患者さんのうち約3分の2を占めています。日本人の死亡原因のうちでも2019年では上位3番目に多く、年間10万人以上の方が亡くなっています。 脳梗塞は脳を支配している血管が何らかの原因で閉塞し、その部分の脳が壊死することによって発症します。 罹患部位によっては、四肢の麻痺、構音喋下障害、失語などの高次脳機能障害などの後遺症が残存したり、前述のとおり死亡の可能性もある疾患です。 脳梗塞の治療は急性期治療と慢性期治療があります。 脳梗塞は発症後数日間で進行性に症状進行のピークを認めることが知られており、症状出現後いかに早く治療(内科的点滴 加療脳神経外科的加療)を行えるかで大きく予後が異なります。発症後は時刻を問わず可及的速やかに救急受診をおこなってください。 また、脳梗塞の原因としては動脈硬化性、次いで不整脈による心原性のものが最も多く、再発予防にはこれらの疾患に対する療養が必要です。 かかりつけ医と連携し、いわゆる生活習慣病との付き合い方が大事になります。 済生会吹田病院脳神経内科では、脳血管障害の患者さんに加え、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの神経難病や、近年増加している認知症(アルツハイ病 レビー小体型認知症 など)についても診断・加療を行っています。 体が動きにくい痺れがある 物忘れが気になるなどの症状がおありの方は随時当科受診をご考慮ください。
- 第10回 2021年1月9日「認知症の症状と対応方法について」市村 恵(認知症看護認定看護師)
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認知症の症状と対応方法について
認知症とは、一度発達した知的機能が、脳の器質的障害によって広範に継続的に低下した状態であり、生活をする上での支障が約6ヶ月以上持続している状態と言われています。症状としては、記憶障害や見当識障害などの中核症状と、中核症状に不安や恐怖心などの心理的要因や、疼痛や掻痒感・脱水などの身体的要因、周囲の不快な音や臭気・対応するスタッフが変化するなどの環境的要因が重なることで生じる、行動・心理症状の大きく2つに分けられます。認知症の方は、今まで出来ていたことが上手く出来なくなっているなど、自分自身の変化に気がつき、不安感を抱えながら日々過ごしていることが多くあります。普段、認知症の方と関わる時には、視線を合わせて、優しい表情や言葉かけを意識し、味方であることが伝わるように心がけています。 認知症の一つの特徴として、症状が継続的に低下していく状態であることです。認知症とともにその人らしく住み慣れた場所で過ごし続けるためには、早期に認知症の検査や診断を行い、これからの生活への準備を行うことも重要です。ただ、認知症の検査と本人様に説明をすると、なかなかすすまないことも多くあります。認知症は脳の病気であり、定期健診を受ける様にすすめてみることが良い場合もあります。自尊心を傷つけることがないように配慮し、どのような検査であるのか分からない不安感から、検査がすすまないこともありますので、理解しやすいように説明を行いながら、認知症の方の思いを忘れずにすすめていく方が良いでしょう。 当院では多職種で構成された認知症サポートチームが活動しております。入院中の患者様に対して認知機能障害による症状によって生じる、入院生活上の支障を軽減し、治療を円滑に受けて頂けるように活動を行っております。また、認知機能障害による症状への対応方法の検討など、認知症の方を支えるご家族のサポートも行っております。 今後も、認定看護師の役割である、「実践」「指導」「相談」を果ながら、認知症の方とそのご家族に寄り添うことが出来ますように、自己研鑽を続け、活動を行っていきたいと考えております
- 第11回 2021年1月16日 小川 哲(小児科科長)
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少子化の中の小児科
日本の出生数は2016年度に年間100万人を割り込んでからも少子化は加速し、2019年度は86万5239人にまで減少しました。このコロナ禍で少子化がさらに加速されると予測されています。子どもの数が減っていくなかで、小児科の役割は「子どもたちの心身を健康に育んで大人にする」ことと考えます。今回は大きな社会問題になっている”虐待”と子どもの健康を支える”予防接種“についてお話します。虐待について
児童福祉法で児童虐待を受けたと思われる児童を全ての国民が通告する義務が定められ、また児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いち早く)」が開設されるなど、虐待を通告する環境が整えられました。これらによって市民の意識が虐待を受けている子どもたちを守る方向に変化してきました。しかし、虐待の事案が減ることはなく、逆に報告数は年々増加しています。そんな中で2020年4月に体罰禁止が法律に明記されました。“しつけ”と称して、子どもに暴言や体罰をしてしまう社会ではいけない、そういった観点から社会を変えていこうという動きがやっと日本でも始まったのです。 済生会吹田病院では、Child Protection Team(CPT)が子どもを虐待から守るために活動しています。予防接種について
ワクチンで防げる病気があります。しかし、いくら良いワクチンがあっても子どもたちが接種してくれないことにはワクチンで防げる病気による被害が発生してしまいます。子どもの健康と命を守るためにはワクチンの接種が大切です。日本は世界の中で接種率が最低レベルの国です。日本では、ワクチンの安全性が誤って拡がっていることが理由です。 ワクチンの安全性は非常に大切な問題です。ワクチンも医薬品であり、副作用はあります。しかし、普通のお子さんで重大な副作用が起こることは極めて稀です。世界ではワクチンを受けることのメリットが、受けないで感染症の被害を受けることのリスクよりも極めて大きいと判断して、ワクチン接種を推進しています。 済生会吹田病院小児科では、日常診療で子宮頚癌ワクチンも含めた予防接種のご相談にも対応しています。また接種のご希望があれば、接種スケジュールのご提案も行っています。
- 第12回 2021年1月23日 加藤 俊(産科科長)
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骨盤臓器脱の診療について
当科で行う婦人科診療の特色の一つである「骨盤臓器脱」についてお話ししました。 「骨盤臓器脱」は骨盤の底を支えている筋肉のゆるみにより、立ち上がった時やお腹に力を入れた時に、子宮や膀胱が産道の中に押し出されてくる高齢の女性に特有の病気です。下がってくる部分の種類によって子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤などの呼び方がありますが、同じ原因で生じることから、ひっくるめて「骨盤臓器脱」と呼ばれます。原因として多いのは妊娠や出産であり、力仕事や体重増加、お腹を締め付けるコルセット等も原因になります。一般には馴染みのない疾患ですが決してまれではなく、軽症のものを含めると出産経験のある女性の約半数にみられるという報告があります。 症状は子宮脱の場合、進行すると強い違和感や歩きづらさなどが気になります。膀胱が下がると尿が近くなって尿もれしたり、さらに進行すると尿が出にくくなります。直腸が下がると排便しにくくなりすっきりしないため、何度も排便に通うことになります。 治療を受ける際に病院のどの診療科を受診すれば良いかわからないという方がおられます。産婦人科と泌尿器科両方に関連する病気なので、ある病院では産婦人科、また別の病院では泌尿器科が診療を担当しているというのが実態です。やや特殊な領域でもあるため専門的治療を行っていない施設もありますので、受診前には予め問い合わせいただくとよいと思います。当院では産婦人科が専門的治療を担当しています。 頻尿や尿もれ、陰部違和感は高齢だから仕方ないと思われている、あるいは病気だと思っていない女性の方、「骨盤臓器脱」は治療できる病気です。長寿社会が進む中でも活動的に過ごしたい、そのために悩まないで恥ずかしがらずに受診いただきたいと思います。
- 第13回 2021年1月30日 黒川 正夫(整形外科担当顧問)
- 第14回 2021年2月6日 佐藤 七夕子(乳腺外科科長)・池末 マミ(乳がん看護認定看護師)
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乳がんについて
乳がんは乳腺にできるがんのことで、主に乳管や小葉から発生します。日本人女性の11人に1人が乳がんに罹患すると言われ、患者数は年々増加しています。乳がんの発症リスクが高い人
年齢では40歳代後半から50歳代と60歳代の女性が要注意です。また乳がんの多くは女性ホルモンのエストロゲンが発症に関係しています。初潮が11歳以下、閉経が55歳以上、初産が30歳以上もしくは出産していない方は乳がんのリスクが高まると言われています。また飲酒、喫煙、肥満も乳がんの発症リスクを上げると言われており、生活習慣も重要です。乳がんの早期発見
乳がんを早期に発見するためには、月に1回のセルフチェック(自己検診)と定期的な乳がん検診が欠かせません。月に1回、お風呂に入る時などに乳房にしこりや変形がないかどうかをチェックしましょう。閉経前の人は月経終了後4日から1週間を目安に行いましょう。無症状の方で40歳以上の方は、2年に1回住民検診でマンモグラフィ検診が可能です。それ以外の方でも人間ドックのオプションでマンモグラフィ検診や乳房超音波検診が可能です。乳腺の濃度が高い50歳未満の女性は、マンモグラフィ検診と併せて超音波検診を受けると効果的な場合があります。セルフチェックと乳がん検診は、それぞれ単独で行うより両方を組み合わせて行うとより有効です。ただし、しこりなど自覚症状のある方は検診ではなく当院にお越しください。最後に
乳がんは、女性のがんの第1位です。特に40歳代後半から50歳代と60歳代といった働く世代の女性に多い疾患です。日々、手術や薬物療法、放射線療法などの乳がん治療を行っていますが、乳がんの早期発見に勝るものはないと考えます。セルフチェックおよび乳がん検診についての知識を今一度ご確認いただき、ぜひうまくご利用いただけましたらと思います。乳房に何か気になることがございましたら、ぜひ「乳腺外科」を受診いただけましたらと思います。
- 第15回 2021年2月13日 岡田 あすか(呼吸器内科 兼 化学療法センター科長補佐)
呼吸器内科兼化学療法センター科長補佐をしております。 呼吸器内科医として呼吸器診療全般を行っておりますが、中でも肺がんを専門としており、がん薬物療法専門医として様々ながんの患者さんの薬物治療を行う化学療法センターでもお仕事をしております。 肺がんのリスクの一番は喫煙であり、一部の乳がんや卵巣がんで知られているような遺伝は基本的にはありません。ご自身で予防できることとしましては、やはり禁煙です。受動喫煙も肺がんのリスクとなりますので、ご自身のみでなく周りの方の命を守るためにも禁煙をして頂ければと思います。またすでに肺がんと診断されている方につきましても、診断後であっても禁煙をされた方が、その後の経過が良くなるというデータも報告されています。 肺がんは初期には症状がなくご自宅でのセルフチェックは難しいため、定期的な健診を受けて頂くことが重要です。年に1回の胸部X線が推奨されていますが、場合によってはCTも受けて頂くことで、更に詳細に確認することができます。現在症状がない方は、安心してお元気に生活していただくためにも、定期的な健診をお勧めします。また、肺がんの症状は咳嗽や息切れなど、風邪などとわかりにくいこともありますので、このような症状が続く場合には、一度お気軽に受診頂き、検査を行けていただければと思います。
- 第16回 2021年2月20日 澤井 直樹(消化器内科科長 兼 化学療法センター科長)・吉川 卓郎(消化器外科科長 兼 診療情報管理課課長)
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大腸がんの早期発見、早期治療
大腸がんとは 直腸と結腸にできるがんです。2020年のがん罹患数予測では、男性で前立腺がん、胃がんに次いで3番目に多く、女性では乳がんに次いで2番目に多いがんです。男女計では、年間158000人程度罹患し一番多いがんです。がん死亡数も、女性で1番多く、全体で2番目に多いがんです。大腸がんは早期の段階でほとんど症状がなく早期発見のためには検診や人間ドックにて便潜血検査を受けることが重要です。 進行すると血便、下血、便秘、下痢、便が細い、腹満感、腹痛などの症状が出現します。 便潜血検査による検診は、がん死亡率を15-33%低下させる科学的な根拠があり、安全、簡便、安価な検査です。検査結果で「要精検」となった場合、大腸内視鏡検査を行います。 大腸内視鏡検査は、怖い検査ではなく、鎮静剤等を使用することにより楽に受けることができます。大腸がんをなるべく早く見つけるためには、早めに病院や診療所に受診し、内視鏡検査を受けることが大切です 大腸がんは飲酒、喫煙、赤肉、加工肉(ソーセージやハムなど)の摂取により、発生の危険が高まりますので、予防のためにはバランスの良い食事、適度な運動を心がけてください。 大腸内視鏡検査で、しばしば大腸ポリープが見つかりますが、がんになる前の大腸腺腫の段階で内視鏡治療すれば大腸がんの死亡率が低下しますので、早期発見、早期治療が非常に重要です。 済生会吹田病院では、月曜日から金曜日まで消化器診療を行っていますので、怖がらずに検査や治療についてご相談ください。消化器内科 澤井直樹
大腸がんについて
大腸がんの治療には、内視鏡治療、手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療などがあります。大腸がんと診断されたら、各種検査を行い、がんの進み具合(病期)が決定します。病期だけでなく、全身状態、年齢、合併する他の病気などを考慮して、治療ガイドラインに準じて、治療法を決定します。 粘膜の中にとどまる小さいがんは、転移を起こす可能性がほとんどないため、大腸内視鏡でがんを切除することが可能です。 一方、粘膜より深くなったがんの場合には、リンパ節への転移の可能性があるため、手術によって、がんを含む大腸と周辺のリンパ節をあわせて切除します。近年、大腸がんに対する手術は、大半が腹腔鏡下に行われており、従来の大きなきず(創)による開腹手術よりも、きず(創)が小さいため、痛みが少なく回復が早くなっています。 また、近年、大腸がんに対する抗がん剤治療も進歩しており、がんと診断された時点で遠隔転移を有する場合でも、手術療法と組み合わせる(集学的治療)ことで、治療成績の向上が図られています。消化器外科 吉川卓郎
- 第17回 2021年2月27日 吉川 卓郎(消化器外科科長 兼 診療情報管理課課長)・光本 保英(消化器内科科長補佐)
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肝臓がんについて
肝臓がんの中で最も多いのが肝細胞がんですが、多くの方が慢性ウイルス性肝炎(B型やC型など)や肝硬変をすでにもっておられます。 肝臓がんの治療には、手術(肝切除)、ラジオ波焼灼療法・マイクロ波凝固療法、経皮的エタノール注入療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、薬物療法(抗がん剤治療)、放射線治療、肝移植などがあります。がんの数、大きさ、肝障害度などを考慮して、最適な治療法を決定します。 最も根治性が高いとされる手術は、がんとその周囲の肝臓の組織を取り除く治療です。しかし、肝臓の切除は、きず(創)が大きく、手術が非常に複雑で、出血量も多くなりがちです。近年、がんが小さく、比較的切除が困難でない場合には、肝切除においても腹腔鏡下手術が積極的に行われるようになりました。腹腔鏡下手術は、従来の大きなきず(創)による開腹手術よりも、きず(創)が小さいため、痛みが少なく回復が早くなっており、体への負担が小さくなります。その結果、肝機能が悪く開腹手術が困難な患者さんに対しても肝切除が行えるケースが増えてきました。 一方、最も治療成績が良好とされる肝切除を受けられた後でも、肝炎ウイルスの影響で、肝臓内に新たにがんが発生することがあります。ウイルスに対する治療もさることながら、定期的な検査を受けることで、より小さなうちにがんが発見されれば、体へ負担の小さな治療が可能となります。肝がんを早く見つけて確実に治す
肝臓にできるがんのうちで最も多い肝細胞がんは,90%以上が、B型・C型慢性肝炎や肝硬変の状態から発生します。最近は糖尿病や非アルコール性脂肪性肝炎からも発生しやすいことがわかっています。 肝がんは早期診断,早期治療により治癒率は高くなります。早期診断例では治療法として切除のみならず,より侵襲の低いラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation ; RFA)といった内科的な治療法なども可能となります。 肝がんを早期発見するには超音波・CT・MRIといった画像検査や、腫瘍マーカーといった血液検査が用いられます。自覚症状がない段階で早期発見することが必要です。このような方法で見つかった肝がんは2cmより小さいことが多く、より侵襲の低いラジオ波焼灼療法が可能となります。 超音波検査では描出されない造影CT/MRIでのみ同定できる肝がんでは、造影CT/MRIの画像データを超音波検査装置に取り込み、その画像データを超音波画像とリアルタイムに連動できる装置を用いて、ラジオ波療法などの治療を行います。そうすれば、より確実に肝がんを治療することが可能になります。
- 第18回 2021年3月6日 中村 晃和(診療部統括部長 兼 泌尿器科科長)
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泌尿器科とは
尿の通り道(腎、尿管、膀胱、尿道、前立腺)すべてを扱う診療科です。 その他内分泌臓器(腎、副腎、精巣など)も扱います。泌尿器科の疾患について
これらの臓器に発生する癌はもちろんこと、排尿障害や尿失禁などの意機能性疾患も扱います。 また、先天性疾患(停留精巣、水腎症など)なども対象となります。 基本的には、これ他の対象臓器に対して外科的治療で改善を目指すことになります。 当院では、診断から治療(手術、薬物療法など)、退院後のフォローを含めて、切れ目のないケアを心がけています。前立腺がんについて
食生活の欧米化などにより前立腺がんは増加しています。 早期発見により根治が可能です。 早期発見にはPSA(前立腺特異抗原)の採血による検査が有効です。 早期がんの場合は、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術や放射線療法により根治を目指します。 転移がある場合や全身状態によっては内分泌治療(男性ホルモンを抑える)が対象となります。排尿障害について
前立腺肥大症や過活動膀胱による頻尿や尿失禁に対しては、まずは薬による治療を行います。頻尿の場合は尿意があってから少し我慢してみる(行動療法)や下腹部を冷やさないなどの工夫で軽減することがあります。最近では、過活動膀胱に対して、ボツリヌス毒素(美容の分野では一般的に使用されている)の膀胱内注射が有効であることがわかり、済生会吹田病院でも施行可能です。
- 第19回 2021年3月13日 石神 賢一(循環器内科科長)
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循環器内科は心臓に関する病気を治療する診療科です。血液は全身に栄養や酸素を送るために必要不可欠なものですが、心臓はその血液を送りだすためのポンプの役目を果たす重要な臓器です。心臓病の代表的な疾患は心不全があります。心不全とは,心臓が悪いために,息切れやむくみが起こり,だんだん悪くなり,生命を縮める病気です。心不全の原因の代表的なものとしては心臓を栄養する冠動脈が狭くなる狭心症や心筋梗塞があり、その他弁膜症や心筋症、心筋炎等があります。 日本人の死因の内訳は,心疾患による死亡は癌に次ぎ2番めに多く、そのなかでも,心不全による死亡は心疾患のなかでもっとも死亡数が多くなっています。高齢化社会を反映して年に1万人以上の割合で増加しており、2030年には130万に達すると推測されており、心不全パンデミックの時代ともいわれています。 心不全の症状は階段歩行時の息切れ、全身倦怠感、食欲不振、足のむくみ、体重増加などがあげられます。治療は利尿剤や心保護薬などの薬物療法が中心になりますが、心筋梗塞などが原因であれば詰まった血管を広げる心臓カテーテル検査が必要ですし、弁膜症であれば弁を修復する外科手術が必要になります。 心不全が急激に悪化した際には起坐呼吸といって寝ているよりも座っている方が呼吸がしやすい状態になります。そのような状態になれば一刻の猶予もありませんので速やかに救急車を呼んで病院を受診して下さい。また、呼吸が止まったり、意識がない場合には救急車を呼んだ後、速やかに胸骨圧迫での蘇生処置を行って下さい。 一度心不全を発症すると風邪などと違って一生にわたって何らかの薬物治療が必要です。 患者さんの中には調子がいいため自己判断で薬を中止して心不全の再増悪をきたす方がおられます。そうならないように主治医の先生の指導に従って継続的に治療を受けてください。心不全の再発予防のためにはお薬をしっかりと服用する以外に塩分を控える、水分を取りすぎない、飲酒を控える、禁煙などの生活習慣の改善が必要です。 特に息切れに関しては年のせいと判断されて心不全初期の段階においては気づかれないのが特徴です。最近急に息切れがひどくなってきたり、足のむくみがひどくなってきた場合には心不全が疑われますので、そのような場合にはお気軽に当科にご相談下さい。
- 第20回 2021年3月20日 西村 元宏(救急診療部統括部長 兼 呼吸器外科科長)
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一番大事にしていること
一緒に頑張りましょうという心の繋がりです。医師と患者というだけでなく人と人としての関係も大事にしています。がんと一緒に不安も取り除いてあげたいです。伝えたいこと
肺癌は早く見つけて取ってしまうのが一番ですので、健康を過信せずに健康診断や人間ドックなどを是非受けて頂きたいと思います。CTが早期発見に繋がります。 また、当院の呼吸器チームは優秀ですので、吹田だけでなく、大阪市内や豊中、池田、茨木、摂津からもよく来られています。また患者さんの気持ちを大事にする先生ばかりですので安心して当院にお越しください。治療方針
患者さんの希望を聞きながら、病状と身体の状態に合わせた術式や治療法を、患者さんと一緒に決めています。なるべく身体の負担の少ない胸腔鏡下手術を選択する様にしています。
- 第21回 2021年3月27日 植野 望(ヘルニアセンター科長)
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ここで言うヘルニアとは、腰痛の原因となるヘルニアではありません。 俗に言う脱腸(だっちょう)、正式には鼠径(そけい)部ヘルニアをはじめとした腹壁ヘルニアのことを指します。 その中には、足へむかう大腿血管の内側から腸管がはみ出す大腿ヘルニアや、先天的、または手術や外傷などによって後天的に弱くなった部分から腹膜に覆われたままの腸や脂肪組織などが外へ向かって突出する様々な腹壁ヘルニアがあります。 ヘルニアの主な症状としては、膨らみと痛みがあります。大部分のヘルニアは,大きなものであっても,やさしく圧迫することによって、または仰向けになり安静にすることで自然に戻ります。痛みも同様に安静にすることによっておさまります。 特に鼠径ヘルニアの治療としては、前方(鼠径部)切開法と腹腔鏡(内視鏡)下手術があります。前方切開法では、膨らんでいる真上付近の皮膚を約5cm切開し、筋肉のすき間からはみ出している腹膜を確認し、はみ出しているものはお腹の中へ戻してすき間を補強します。 当ヘルニアセンターで主に行っている腹腔鏡下手術では、全身麻酔でおなかを切らずに小さな穴を開け、おなかの中から、おなかの壁の裏側から弱くなってヘルニアになっている部分の治療をします。3泊4日の入院が標準ですが、傷が小さいため、手術後の痛みが極めて少なく、手術後3~5日目にはゴルフやジョギング、畑仕事などが開始できます(期間は目安です)。 ヘルニアまだまだ世間では認識の少ない病気ですが、病気や治療法についての情報を積極的に発信して行こうと考えております。 2023年には、第21回日本ヘルニア学会学術集会を大阪で主催することになっています。この際に、各方面のご協力を仰いで、是非とも市民公開講座を開催しようと考えております。是非とも多くの方にご参加いただきたいと思います。時期が近づきましたら、病院ホームページで詳細をお知らせいたします。
- 第22回 2021年4月3日 黒川 正夫(整形外科担当顧問)
- 第23回 2021年4月10日 梁 勉(手術・集中治療部統括部長 兼 麻酔科科長)
- 第24回 2021年4月17日 水野 雅之(健都健康管理センター所長)
- 第25回 2021年4月24日 島 俊英(院長)
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