AED講習会のご案内 | 大阪府済生会吹田病院

AED講習会のご案内

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AED講習会のご案内

AED講習会のご案内

当院のライフサポートチームは救命の輪を広げようと活動しています。 地域医療支援病院としての役割りを果たすため、お近くの医院・クリニックなど地域医療従事者様対象のAED講習会を開催いたしております。開催日につきましては随時ご案内いたします。

 

お問い合せ先
済生会吹田病院 地域連携課
ライフサポートチーム 地域連携課(内線 2724)
06-6382-1521

AEDとは?

自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator,AED)は、心臓の心室細動の際に電気ショックを与え、心臓の働きを戻すことを試みる高性能の心電図自動解析装置を内蔵した医療機器で、心電図を解析し除細動(電気ショック)が必要な不整脈を判断します。 AEDは、操作は非常に簡単で、電源ボタンを押すと(又はふたを開けると)、機器が音声メッセージにより、救助者に使用方法を指示してくれます。また、除細動が必要ない場合にはボタンを押しても通電されないなど、安全に使用できるように設計されています。

AEDの設置場所

AEDの設置場所は、駅、空港、イベントホール、スポーツ施設、デパート、ホテルなど大勢の人が集まる施設などで設置が進んでいます。

心室細動、除細動とは?

私たちは、心臓が規則正しく収縮をくり返して全身に血液を送ることによって生きています。 ところが、心臓の心室がブルブルと震えて規則的に収縮しなくなると、全身に血液を送れなくなります。この状態を「心室細動」とよび、これを止めることを「除細動」といいます。

健康に自信のある人でも起こる心室細動

わが国で突然死する人は、年間約8万人にのぼるといわれています。そして、その約半数は心臓疾患による「心臓突然死」であり、その9割近くは「心室細動」によるものと推定されています(日本循環器学会のデータより)。 そんな中で、高円宮殿下の突然のご逝去をはじめ、スポーツ中の突然死が多発したこともあって心室細動を抑えるために開発されたAED(自動体外式除細動器)への関心が急速に高まり、平成16年7月1日、日本でも一般市民がAEDを使用した救命活動が行えるようになりました。

なぜ除細動が必要か?

人間の生命活動をつかさどっている脳は、酸素不足に非常に弱いのです。脳に酸素を供給しているのは血液ですから、脳への血流がストップすることは、即、生命の危険を意味します。 一般に、心室細動が起きると3~5秒ほどで意識を失って呼吸が止まるとされています。発症から1分経過するごとに、救命率は約10%ずつ低下します。 脳は、呼吸が止まってから4~6分で回復不可能な状態に陥るとされていて、心室細動が起きてから2分以内に心肺蘇生法が開始された場合は90%もの人が助かるのに対し、4分後の救命率(病院退院率)は約50%、5分後では約25%程度になってしまいます。 しかし、消防庁のデータによれば、119番通報があってから現場に救急隊員が到着するまでには平均で約6分。その場に居合わせた市民による迅速な救命処置がとても重要なのです。

助かる可能性のある命を救うには

しかし、いくらAEDの設置が進んだとしても、その使い方をしらなければ、助かる可能性のある命を目の前で失ってしまうことになりかねないのが現実です。
普段からの心停止の予防・早期認識と通報・一次救命処置(心肺蘇生とAED)・二次救命処置への連鎖が救命率を高めます。救命の連鎖は現場に居合わせた人の素早い判断と処置が不可欠となります。

出典:大阪ライフサポート協会

済生会吹田病院ライフサポートチームは、地域へ向けてAEDを用いた救命処置の講習会を通じて救命の輪を広げようと活動しております。

済生会吹田病院 ライフサポートチーム