無痛分娩について | 大阪府済生会吹田病院

無痛分娩について

無痛分娩のご案内

当院では、妊婦さんの「出産時の痛みが不安」「できるなら痛みを和らげたい」という思いに寄り添い、2026年9月より無痛分娩を開始します。

無痛分娩は、主に背中から細い管(カテーテル)を入れ、麻酔薬を使用して陣痛の痛みをやわらげる分娩方法です。痛みを完全になくすことを目的とするものではなく、痛みを軽減しながらお産を進めていきます。

済生会吹田病院では、産婦人科医、麻酔科担当医、助産師が連携し、妊娠経過や母体・胎児の状態を確認しながら、安全に配慮して無痛分娩を実施します。
また当院はNICU・GCUを備え、小児科医、新生児医療チームとも連携しています。赤ちゃんの状態に応じて、出生後すみやかに専門的診療につなげることができます。

開始当初は、安全な実施体制を確保するため、予約枠を限定し、先着順で受付いたします。

ご希望の方は、妊婦健診時に担当医または助産師へ早めにご相談ください。

当院の無痛分娩の特徴

方法

あらかじめ入院日を決め、硬膜外麻酔と分娩誘発剤を用いて計画的に出産します。
予定日以外・夜間は実施できません。また、陣痛や破水のタイミングにより実施できない場合があります。

NICU・GCUを備えた総合病院の周産期体制

当院では、NICU・GCUを備え、新生児科・小児科と連携した周産期医療体制を整えています。
産婦人科医をはじめ、小児科医やNICUスタッフが連携し、必要に応じて出生直後から赤ちゃんの診療やNICU・GCUでの治療まで、迅速に対応します。母子ともに安心して出産を迎えられるよう、チーム医療でサポートします。

安全を最優先に実施

無痛分娩では硬膜外麻酔を使用し、陣痛の痛みを和らげます。
麻酔は、妊娠経過や母体・胎児の状態を確認しながら実施します。
痛みを完全になくすことを目的とするものではなく、安全性を最優先に痛みの軽減を目指します。

予約制・先着順

安全な実施体制を維持するため、予約枠を限定しています。
無痛分娩をご希望の方は、妊婦健診時に担当医または助産師へご相談ください。

当院の無痛分娩で期待できること

無痛分娩では、陣痛の痛みをやわらげることで、出産時の不安や緊張の軽減が期待できます。
痛みによる体力の消耗を抑えながら、落ち着いてお産にのぞめる場合があります。
また、当院ではNICU・GCUを備え、小児科医・新生児医療チームと連携しているため、出生後の赤ちゃんの状態に応じた診療につなげることができます。

実施にあたってご理解いただきたいこと

無痛分娩は、麻酔を使用する医療行為です。実施にあたっては、事前に妊娠経過、母体の状態、赤ちゃんの状態、血液検査結果、既往歴、内服薬などを確認します。

分娩の進行状況や母体・赤ちゃんの状態によっては、予約されていても無痛分娩を実施できない場合があります。
また、無痛分娩を開始した後でも、母体や赤ちゃんの状態を優先し、麻酔の中止、通常分娩への変更、吸引分娩、帝王切開など、必要な対応を行う場合があります。

麻酔に伴い、血圧低下、発熱、かゆみ、吐き気、頭痛、足のしびれ、排尿しにくさ、麻酔の効き方の左右差などが起こることがあります。まれに、強い頭痛、感染、出血、神経障害などが生じる可能性もあります。

詳しい内容については、外来で医師または助産師より説明を行います。説明内容をご確認いただき、同意書を提出いただいたうえで実施します。

対象となる方

以下のような方を対象とします。

  • 当院で分娩予定の経産婦の方
  • 無痛分娩を希望され、事前説明を受けた方
  • 妊娠経過や母体・胎児の状態から、医師が実施可能と判断した方
  • 同意書を提出された方
  • 当院での基準を満たす方

※その他詳しくは妊婦検診時にご相談ください。

実施できない・途中で中止となる場合

次のような場合は、予告されていても無痛分娩を継続できない、または途中で中止することがあります。

  • 急速にお産が進んだ場合
  • 母体または赤ちゃんの状態により、緊急対応を優先する必要がある場合
  • 出血・感染症・内科疾患などの影響で麻酔が難しい場合
  • 麻酔の実施にあたり、安全性が確保できないと判断される場合
  • 緊急帝王切開など、別の対応が必要となった場合

予約方法

2026年9月開始予定です。
安全な実施体制を確保するため、予約枠を限定し、先着順で受付します。
ご希望の方は、妊婦健診時に担当医へお申し出ください。
外来で状態確認を実施し、無痛分娩の説明を行ったうえで、実施の可否を判断します。

費用

無痛分娩費用 100,000円(税込)
麻酔科外来受診料 5,000円(税込)
入院時の採血 3,000円(税込)
費用について

※通常の分娩費用・入院費用とは別に無痛分娩費用が必要です。
※分娩経過により帝王切開へ移行した場合など、費用が変更となることがあります。詳しくは外来でご説明します。

FAQ集

無痛分娩はまったく痛くないお産ですか?
痛みを完全になくすことを保証するものではありません。麻酔により陣痛の痛みをやわらげ、落ち着いてお産にのぞめるよう支援する方法です。
予約すれば必ず無痛分娩ができますか?
安全を最優先としているため、分娩の進行状況や母体・胎児の状態によっては実施できない場合があります。
いつ申し込めばよいですか?
予約枠に限りがあるため、無痛分娩をご希望される方は、できるだけ早めに妊婦健診時にご相談ください。
里帰り出産でも無痛分娩を希望できますか?
里帰り出産の方も、受け入れ時期や妊娠経過を確認したうえで相談可能です。ただし、無痛分娩の予約枠には限りがあり、先着順となります。
無痛分娩できょうだいの立ち会いは希望できますか?

通常の分娩と同様に、立ち会いが可能です。
タイミングについては、助産師に相談してください。