診療情報及び診療時に採取・保管された検体を用いた研究に関するお知らせ
大阪府済生会吹田病院の倫理審査委員会において本研究の科学的妥当性と倫理性は厳重に審査され承認されています。個人情報の安全保護についても万全の体制下で管理され実施されています。
また、調査項目は既存のデータであり、何らかの負担を生じることはありません。
具体的な研究内容が知りたい、あるいは研究目的に提供されることを希望されない場合は、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。
1.研究責任者
岡田 あすか
2.研究課題名
ALK陽性肺癌に対するアレクチニブの治療効果を予測する因子を明らかにする後方視的多観察研究
3.研究の目的・方法
この研究は、ALK阻害薬であるアレクチニブで治療された患者さんの臨床的な背景と治療効果の関連性を調べることで、アレクチニブの効果が得られる患者さんと得られない患者さんを明らかにすることを目的としています。
当院呼吸器内科においてA L K阻害薬による一次治療としてアレクチニブの投与を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。アレクチニブの効果が得られた患者さんとそうではなかった患者さんの診断時の採血データや栄養指標などを比較し、どのような患者さんで効果が得られたのかを調査します。
(遺伝子解析:行わない)
4.研究の対象となる方
手術ができない局所進行期あるいは進行期、もしくは手術後あるいは化学放射線療法後に再発された肺がん患者さんのうち、2015年9月1日以降にALK阻害薬であるアレクチニブによる一次治療が行われた方を対象としています。
5.研究に用いる検体・情報の種類
診療情報内容(年齢、性別、組織型、病期、喫煙歴、診断時の評価可能病変の有無、ALK融合遺伝子の情報、アレクチニブ投与開始時のperformance status(PS)、身長、体重、採血データ、アレクチニブの無増悪生存期間、全生存期間など)
6.他機関への提供方法
匿名化した情報をエクセルベースの調査票により研究事務局へ提供する
7.提供を行う者の範囲
済生会吹田病院 呼吸器内科 長 澄人、竹中英昭、岡田あすか、美藤文貴、茨木敬博、上田将秀、乾 佑輔
8.研究組織
研修責任者、研究代表(統括)者
京都第二赤十字病院 呼吸器内科 部長 竹田 隆之
共同研究機関
- 京都府立医科大学附属病院 呼吸器内科 准教授 山田忠明
- 京都第一赤十字病院 臨床腫瘍部 副部長 塩津伸介
- 宇治徳洲会病院 呼吸器内科 副部長 千原佑介
- 大阪府済生会吹田病院 呼吸器内科 科長 岡田あすか
- 湘南藤沢徳洲会病院 呼吸器内科 部長 日比野 真