非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者における肝線維化の進行度に関する研究 | 大阪府済生会吹田病院

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者における肝線維化の進行度に関する研究

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非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者における肝線維化の進行度に関する研究

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の診断・治療を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ

当院で過去に肝生検を受け、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と診断された患者さんを対象に、診療録の調査を行い肝組織の進行度を検証させていただきます。

1. 研究計画名

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者における肝線維化の進行度に関する研究

2. 研究の意義・目的

非アルコール性脂肪肝炎の確定診断手法は肝生検でのみ可能とされていますが、肝生検は侵襲を伴い、かつ極めて多数存在する脂肪肝患者全員に肝生検を施行するのは非現実的です。
この研究は、一般検査項目・関連項目の数値から肝線維化の進行度を的確に示す可能性を村田製作所と共同研究するものです。みなさんが定期的に受診している一般検査等のデータからビッグデータ化・AI解析を行うことで肝疾患・肝線維化を早期発見・早期治療につなげることを目的としています。

3. 研究方法

本院で過去に肝生検で診断された非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者さん及び非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者さんを対象とし、個人情報を匿名化し患者さんの個人情報を保護した後に、診療録のデータを村田製作所の研究者とともにAI解析をおこない以下の検討を行います。

  • 一般検査項目等を用いた簡便な肝疾患評価手法の研究
  • 一般検査項目に加え、肝機能用検査も含めより精度の高い評価手法の研究
    肝組織の結果をもとに分類し、それぞれの分類された群と年齢、身体所見、一般検査、生活習慣病、喫煙などを比較し有効性を検討します。

4. 研究計画の概要について

当院において肝生検で診断された非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者さんを対象に、肝組織の進行度と、身体所見、一般検査、生活習慣病の程度を比較します。

5. 予測される危険や不利益

この研究では診療で得られたデータを使用するため、患者さんに新たな負担を生じることはありません。

6. 個人情報の取り扱いについて

情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
本研究に登録したくない場合は、消化器内科担当医までご連絡ください。申し出がなかった場合には、登録を了承していただいたものとさせていただきます。
なお、登録を拒否されても、患者さんになんら不利益を生じることはありません。

7. 問い合わせ、苦情等の窓口の連絡先等について

この研究についてのお問い合わせ先は大阪府済生会吹田病院において受け付けております。

電話番号
06-6382-1521
担当者名
岡上 武(研究責任者)、島 俊英、光本保英、片山貴之