麻酔科 | 大阪府済生会吹田病院

麻酔科

当科のご紹介

麻酔科は安全かつ苦痛や侵襲の少ない手術の実現と、患者の速やかな回復のために常に力を注いでいます。この目的を果たすため、手術室における麻酔管理は元より、硬膜外麻酔やオピオイドの持続静注などを用いた術後疼痛治療、また患者の状態によってはICU(集中治療室)における集中治療を含む周術期管理を一貫して行っています。緊急症例や、いかなる重症症例の麻酔にも常時対応し、昼夜を問わず短時間で院内の英知を結集させ、最良の医療を患者に提供するべく外科系各科の核として診療に従事しています。平成24年1月からは麻酔科術前外来を開設し、手術前の全身状態の評価と麻酔計画の策定を行い患者の周術期におけるさらなる安全確保に努めています。

手術室・集中治療室の特色

設備については安全性の確保に特に配慮されています。手術室および集中治療室の汚染による感染症を防止するため、防菌素材を床、壁面および天井に用いています。また、災害時の安全対策として大容量の無停電電源設備があります。
集中治療室6床の設備と運用は厚生省の基準に沿ったものです。集中治療室では、すべてのベッドに対しそれぞれ人工呼吸器が準備されており、非侵襲的陽圧呼吸装置も装備しています。また、急性血液浄化法(HD,CHDF、PE、HA等)が常時実施可能であり、循環管理についても6床すべて5チャンネルフルモニターのもと、急性心筋梗塞等による心不全、呼吸不全に対する全身管理法としてIABP、PCPSも実施可能です。心エコー検査、気管支鏡検査は随時行えます。