ヘルニアセンターの主な対象疾患は、鼠径部ヘルニアとその他の腹壁(瘢痕)ヘルニア、そして食道裂肛ヘルニアで、これらに加えて、近年わが国でも増加している直腸脱であります。
残念ながら、これらの治療手段は手術しかありませんが、体壁が脆弱になった箇所から発生する病気であるため、新たな手術の創もできるだけ小さくすべきと考えます。
当センターでは、心臓などに重い合併症がある方以外には、全身麻酔下で腹腔鏡もしくは内視鏡下手術を行います。
創が小さいことにより、手術部位の感染を予防し、手術後の疼痛は少なく、入院期間も短縮されることになります。