精神神経科は、あらゆる心の病を扱う診療科です。ストレスの多い現代社会においては、ほとんどの人が心に大なり小なり何らかの問題を抱えながら生きています。また「老い」の問題も避けて通ることはできません。つきつけられた「老い」の事実は人の心に不安や抑うつを与え、この事実から逃れるためにさまざまな精神症状が形成されます。 そんな中で、精神科に求められる役割は非常に大きくなりつつあります。日本では未だに精神神経科への偏見を持ち、受診をためらわれる方もいらっしゃいますが、他の病気と同様、心の不調もこじれる前に専門的治療を受けるのが一番です。一人ひとり現れ方の違うさまざまな心の問題に対応するため、精神科医は常に研鑽に努めています。
今、うつ病は年々増加しています。若い世代を中心に、「現代型」と呼ばれる新しいタイプのうつ病も増えています。もはや誰もがかかる可能性のある病気といえますが、実際に治療をおこなっている人はまだ一部といわれています。精神症状だけでなく、身体の不調として現れる場合もありますので、まずは自分の心身の状態をしっかり把握することを大切にしましょう。
複雑化する社会の中で、人々の心の病もますます多様化、重居化しています。従来のような、症状にカタログ的に病名を付け機械的に投薬をおこなうだけといった診療は役に立たなくなってきているといえるでしょう。 当院の精神神経科では、我々精神科医もまた年齢を重ねつつ現代社会を生きる一員であるという認識のもと、患者さんと同じ視点に立ってその声に誠実に耳を傾け、自然な形で回復のお手伝いができればと願っています。総合病院の中の精神科であるということから身体症状をもった患者さんが多いのも特徴のひとつで、内科や外科など他の診療科と連携した総合的な診断・治療をめざしています。
コラムでも解説したとおり、心と身体の両方にさまざまな症状が現れます。早い段階で適切な治療をおこなえば回復する病気です、治療の基本は投薬と休養ですが、本人の自覚と周囲の理解も欠かせません。
憂うつに支配されるうつ状態の気分と、異常に高揚する躁状態が交互に現れる病気で、双極性障害とも呼ばれます。症状の現れ方は人によって違うので、適正な治療が必要です。
突然、何の前ぶれもなく脳が現実ではない危機を感じてしまい、パニックの発作に陥る病気です。発作が起こると、息が苦しくなって心臓がドキドキする、胸が締め付けられるように痛む、汗が噴き出す、身体が震える…などさまざまな症状が現れます。身体的には異常がないのですが、このような発作を繰り返すのは本人にとって恐怖以外の何者でもありません。心臓や呼吸器の検査でどこも悪くなければ、パニック障害を疑い専門医の診察を受けることが必要です。
偏見をもたれがちの病気ですが、発症率は100人に1人弱、決して珍しい病気ではありません。症状は、わかりやすい妄想や幻覚が出る場合、病とは気づきにくい活動性の低下や引きこもりがあります。薬物療法や心理社会的治療や精神療法を継続することで、社会復帰も可能です。気になる症状がある時は、早めにご相談ください。
脳の神経細胞の異常な電気的興奮によって引き起こされる病気です。主な症状はてんかん発作ですが、発作の重さによって治療方法や日常の生活への注意点が変わります。
精神神経科科長(医長)
午前
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
1診 | 戸川 (予約診) |
戸川 (予約診) |
― | 竹田 (予約診) |
戸川 (予約診) |
3診 | ― | ― | ― | 戸川 (予約診) |
― |
午後
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
1診 | 戸川 (予約診) |
― | ― | ― | 戸川 (予約診) |
精神神経科の医師は、緩和ケアチームや認知症対策チームに所属し、主の入院患者を対象にチーム医療の中心を担っています。そのため、外来診療は完全予約制をお願いしております。予約の無い方や初診の方は、原則お断りしておりますことを、ご理解ください。
おおむね65才以上の方で、精神的または身体的理由で日常生活に常時介護を必要とし、自宅ではお世話を受けることが困難な方を対象としています。
介護が必要な利用者に対して、健康で安定した生活を送っていただくことを目的として、利用者本位の総合的な援助を行います。
要介護、要支援者および居宅介護支援事業からの居宅サービス計画に沿って、利用者の自立とQOLを高め得るに適切な利用者中心のサービスを提供します。
要介護、要支援者の意思および人格を尊重し、利用者の立場に立った適切な指定訪問看護の提供することを目的としています。
子どもの状態を正しく把握し、疾病の早期発見、早期治療に努めています。病院との連携を深め、適切な指導を行います。
地域医療機関と協働し予防医療・健康増進に寄与するため、平成30年11月「健康・医療のまち健都」の駅前複合商業ビルVIERRA(ビエラ)岸辺健都2階フロアに移転します。
病気をかかえていても医療と介護の専門家の目が行き届く環境で通所と宿泊サービス・訪問看護と介護サービスを組み合わせ、慣れ親しんだ地域と家で“身近な人に囲まれていつもの暮らしを続けること”をサポートします。
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