腎不全が進行すると、老廃物が排池できず身体にたまり、体内環境の調節が乱れ、さまざまな不都合や合併症を招きます。そこで必要なのが、血液を身体の外に流し出し、人工的に透析する血液浄化治療です。当院では総合病院としての特性から、各科の専門医師と連携して以下のような血液浄化治療をおこなっています。
当科では腎臓疾患を全身性疾患の一部ととらえ、地域の基幹病院として、そして高次機能をもつ総合病院として、各科の医師と連携してその診療にあたっています。腎臓疾患の診断・確定には、エコーガイド下経皮的腎生検を実施しています。慢性腎不全の患者さんの血液透析(HD)導入、残腎機能保持に優れる腹膜透析(PD)など、種々の腎代替療法をおこなっています。
PDの患者さんで横隔膜交通症をきたした場合には、院内で積極的に胸腔鏡下での横隔膜縫縮術もおこないます。このほか、保存期の慢性腎不全の患者さんを対象にした腎臓病教室を開催するなど、管理栄養士、薬剤師、看護師および医事課のメンバーとともにチーム医療として腎不全の進行を阻止すべく、患者さんの啓蒙にも努めています。
正確には病名ではなく、多量のたんぱく尿が排出され、血液中のアルブミンというたんぱく質が減少し3.0g/dl以下に低下した場合をこう呼びます。このためにまぶたの腫れや手足のむくみなどの症状が現れます。腎機能の低下が進むと尿毒症の症状が出てきます。ひとくちにネフローゼ症候群といってもさまざまな種類があり、病型や病態により経過も治療法も異なります。
たんぱく尿や血尿が続き、進行とともに腎臓の働きが低下していきます。何年にもわたりゆっくり進行するので、病気に気がつかないまま経過してしまう人も多く、尿検査で発見されることがほとんどです。他の腎疾患と判別するには、腎生検が必要です。
突然または短期間に発症する腎炎。症状としては顔面や足のむくみ、尿量の低下、血液を含んだ黒っぽい尿などがありますが、無症状の人もいます。小児では約80~90%、成人は約60%が完全に回復します。
なんらかの原因で急に腎臓に炎症が起きて腎機能の悪化が進行し、治療しないと急性腎不全に至る疾患です。症状は微熱、食欲不振、浮腫、血尿、乏尿など。比較的まれな疾患ですが、その名の通り急速に進行するため、いち早い治療が重要です。
何らかの原因で腎機能が徐々に低下し、正常時の30%以下程度に落ちた状態。何年もかかって進行していくので、その程度によって症状の出方や治療法も異なります。失われた機能をもとにもどす有効な治療法はありませんが、進行を予防し、透析療法への移行をできるだけ遅らせること、合併症を予防することが治療の目的となります。
多量の出血や薬剤などが原因となって腎機能が極度に低下し、体液の恒常性維持能が失われた状態。適切な治療を受ければ、かなりの部分は回復します。
腎臓内科科長
透析センター科長
臨床工学科科長(医員)
(医員)
(後期研修医)
午前
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
4診 | ― | ― | ― | ― | 治村 (腎臓内科) (予約診) |
午後
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
3診 | ― | ― | ― | 對馬 (腎臓内科) (予約診) |
― |
4診 | ― | ― | ― | ― | 對馬 (腎臓内科) (予約診) |
5診 | ― | 玉城 (腎臓内科) (予約診) |
― | ― | ― |
初診の患者さんには、「かかりつけ医」等からの紹介状の持参をお願いしています。お持ちでない場合は、選定療養費(保険適応外)のご負担が必要になりますので、ご了承ください。
近年、病院の機能や役割は地域のなかで細分化され、互いに連携しながらそれぞれの役割を果たすことが重要になっています。みなさまの健康管理をより充実したものにするためにも、まずは日頃の診察や健康相談が気軽にできる身近な「かかりつけ医」をお持ちになることをおすすめします。
おおむね65才以上の方で、精神的または身体的理由で日常生活に常時介護を必要とし、自宅ではお世話を受けることが困難な方を対象としています。
介護が必要な利用者に対して、健康で安定した生活を送っていただくことを目的として、利用者本位の総合的な援助を行います。
要介護、要支援者および居宅介護支援事業からの居宅サービス計画に沿って、利用者の自立とQOLを高め得るに適切な利用者中心のサービスを提供します。
要介護、要支援者の意思および人格を尊重し、利用者の立場に立った適切な指定訪問看護の提供することを目的としています。
子どもの状態を正しく把握し、疾病の早期発見、早期治療に努めています。病院との連携を深め、適切な指導を行います。
地域医療機関と協働し予防医療・健康増進に寄与するため、平成30年11月「健康・医療のまち健都」の駅前複合商業ビルVIERRA(ビエラ)岸辺健都2階フロアに移転します。
病気をかかえていても医療と介護の専門家の目が行き届く環境で通所と宿泊サービス・訪問看護と介護サービスを組み合わせ、慣れ親しんだ地域と家で“身近な人に囲まれていつもの暮らしを続けること”をサポートします。
このページについて、ご意見をお聞かせ下さい
質問:このページの情報は役に立ちましたか?
質問:このページは見つけやすかったですか?