リハビリテーション科 | 大阪府済生会吹田病院

リハビリテーション科

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リハビリテーション科

特色

基本動作や日常生活の不自由さを改善させるために早期からの集中的なリハビリテーションを実施しています。
また、リハビリテーションが必要な患者さんが回復期病院への転院するまでの期間だけでなく、入院中からの在宅支援や、退院後の外来リハビリテーションも行っています。
当院では、急性期リハビリテーションを中心に実施しており、退院後の訪問リハビリや外来リハビリも実施しています。

取り組み

脳血管グループの取り組み

脳梗塞や脳出血で入院された患者さんは、早期より理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が介入させていただき、リハビリテーションが開始されます。半数以上の軽症患者さんは2週間から1か月程度で本院より直接自宅に退院されます。重度障害の患者さんも練習用下肢装具を装着したり、免荷式歩行器を使って、可能な限り早期より起立・歩行練習を行い、回復期リハビリテーション病院などに転院して、継続してリハビリテーションを受けられる方もおられます。

理学療法
(長下肢装具歩行練習)
作業療法(机上課題)
言語聴覚療法(摂食練習場面)
骨関節疾患グループの取り組み

外傷による骨折やスポーツ障害、変性疾患に対する関節手術など整形外科領域全般のリハビリテーションを実施する中で、特に肩関節疾患のリハビリテーションを骨関節グループスタッフで担当しております。整形外科医と連携を密にとり、状態の変化や問題点について常に情報共有を行うとともに動作解析や筋電計、筋力測定器を用いた評価を行っております。

その他の整形外科疾患に対するリハビリテーションにおいても、骨関節グループが中心となり、医師・看護師、ソーシャルワーカーとの積極的なコミュニケーションのもと後療法の見直しや診療データの収集、また、退院支援に関わり、外来でのリハビリテーションの継続や転院先病院への情報提供など切れ目のないリハビリテーションを提供しております。

心大血管疾患グループの取り組み

心不全や心筋梗塞などの心疾患患者さんを対象としています。心疾患患者さんにおけるリハビリテーションの効果は、①運動機能・体力の改善により、心不全症状(息切れ感など)が軽減する②筋肉量が増えて楽に動けるようになり、心臓への負担が軽減するなど、様々な効果が証明されています。

当院でも、心不全発症後や心筋梗塞術後の患者さんに対して、早期より介入し、個々の症状に応じて、運動療法や日常生活動作練習、退院後の生活指導を行っています。
また、必要な患者さんには、退院後も通院して頂き、運動療法(有酸素運動や筋力増強運動)や生活指導などを行い、継続した治療プログラムを提供しています。

呼吸器疾患グループの取り組み

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などの呼吸器疾患の方に対して、呼吸機能を含めた身体機能の維持向上を目的としたリハビリテーションに加え、病状に応じた呼吸法や適切な日常生活での動き方の指導を行っています。
また在宅酸素療法が必要な方には、入院中より自宅生活を想定して、携帯酸素ボンベの取り扱い練習や 実際の入浴場面での呼吸状態の評価や動作指導なども実施しています。 個々の身体に適した呼吸法や日常生活での動き方を理解し、息苦しさのない快適な社会生活を目指していきましょう。

訪問リハビリグループの取り組み

当院では、介護保険利用での訪問リハビリテーションサービスを実施しています。訪問リハビリテーションでは病気や怪我、加齢によって身体機能や動作能力が低下し、外出や通院等が困難になった方に対して理学療法士、作業療法士がご自宅に訪問してサービスを提供します。日常生活の自立と家庭内、さらには社会参加の向上を図ることが目的です。住み慣れたご自宅や環境でリハビリテーションを実施することで、安心、安全にその人らしく在宅生活が継続できるように支援します。
介護支援専門員、呼吸療法認定士、住環境コーディネーター、糖尿病療養指導士など専門的な知識をもったセラピストが在籍しているのが特徴です。

カンファレンス

各ラウンドや病棟カンファレンスに参加し対象者について他部署と情報の共有を行っています。

  • 栄養サポートチーム
  • 緩和ケア
  • 認知症サポートケア
  • 呼吸器サポートケア
  • リハビリテーション科勉強会・症例検討会
  • 脳神経外科回診
  • リハビリテーション科回診
  • 整形外科回診