高精度放射線治療統合システム 定位放射線治療・強度変調放射線治療・画像誘導放射線治療対応
からだに負担の少ない放射線がん治療が行えます
ピンポイント照射
1mm以下の精度で病変を正確に特定。周辺組織への影響を抑制。
全身の多様な症例に対応
頭部・頸部だけでなく、脊椎や肺、肝臓、前立腺など体幹部の腫瘍にも対応。
患者さんの負担を軽減
無痛のマスク固定方式や治療時間の短縮などにより大幅に負担を軽減。通院治療が可能に。
高精度放射線治療統合システムとは?
頭部・頸部だけでなく、脊椎や肺、肝臓、前立腺等の体幹部にも適用可能な高精度放射線がん治療装置です。 放射線を多方向から病変部の状態にあわせて照射し、すべての放射線が重なる部分の病変だけを破壊するので、正常組織へのダメージと副作用を最小限に抑えられます。 この治療法により、放射線量の強弱を調整しながら病変のみに高線量を照射することができます。
定位放射線治療
放射線治療の中でも、治療効果を高めることと腫瘍周辺の正常部位の合併症を低下させることとを目的に、小さい範囲に対して大量の放射線短期間に集中して照射すること。
治療の流れ
- ステップ1 診察・治療方針の決定
- ステップ2 固定具の作成
- ステップ3 治療計画のためのCT撮影
- ステップ4 治療計画の作成
- ステップ5 治療計画の検証
- ステップ6 放射線治療を開始
- ステップ7 経過観察
患者さんの負担を軽減
無痛のマスク固定方式
治療時には、放射線を正確に照射する目的で、身体の固定が重要です。 患者さんご自身の頭部や身体に合わせた固定具を作成しますが、作成には痛みを伴わず20分程度で終了します。また、従来の装着時に痛みを伴うピン固定では なく、マスクやシェル等の痛みのない方法で固定できます。
治療時間の短縮
1回の治療は、10~30分で終了し、痛みを伴うことはありません。治療時間短縮により、通院治療が可能です。
適応治療症例
頭部・体幹部両方の定位放射線治療が可能です。 詳細は、主治医の先生もしくは当院の放射線治療医にご相談ください。
- 脊髄
- 脊椎
- 前立腺、肝臓、肺、頭頸部の悪性腫瘍
- 転移性脳腫瘍
- 聴神経腫瘍
- 下垂体線種
- 脳動脈奇形
- 髄膜腫
ご紹介・お問い合わせは
お問い合わせ
大阪府済生会吹田病院 地域連携課まで
06-6382-1521