眼科とは、その名のとおり目を専門とする診療科です。具体的には眼瞼(がんけん=まぶた)、結膜(眼球の表面を積う粘膜)、角膜(眼球の前面を覆う膜)、水晶体(レンズの役割を果たしているもの)、眼底(眼球の一番奥の部分)、病院によっては眼窩(がんか=頭蓋骨の目の部分)までが守備範囲となります。
目の異常は、近視や遠視、老眼のようなものから、明らかな病気まで、現れ方はさまざまです。また、同じ症状でもいろいろな病気の可能性が考えられます。日常的に使う器官だけに、少しでも異常を感じたら不快や不安が大きくなりますが、中には気づかないうちに進行するものもあります。他の多くの病気と同様に、眼科で扱う病気も早期に発見して適切な治療を受けることが第一です。
当院は周産期医療センターとしてハイリスク出産に備えるNlCU(新生児集中治療室)をもつことから、眼科においても周産期医療に参加しています。未熟児や低体重児の未熟児網膜症の眼底検査に加え、異常が発見された場合はレーザー治療もおこないます。未熟児診療には熟練が必要で、専門的な技術と知識が要求されますが、当院では経験豊富な医師が信頼にお応えします。
万全の体制のもと、インフォームドコンセントを大切にしたきめ細かな診療が当科の特徴です。また地域連携課による病病連携、病診連携も確立されていて、当院では対応不可能な疾患と判断した場合には近隣の大学病院などに加療目的の紹介がスムーズで、安心して診療を受けていただけます。 眼内手術は、基本的には入院にておこなっています。手術の中心はやはり白内障手術です。(下にその詳細をご紹介しておきます。)さらに当院には糖尿病で通院中の患者さんが多いことから、糖尿病網膜症を少しでも理解していただき治療の助けとなることを期待しています。
近年、眼科における医療機器の発達は著しく、機器の性能が診療のレベルを上げる大きな要因のひとつとなっています。当院においても、医療レベルのさらなる向上のためにも機器の更新に取り組み、地域医療連携においてより大きな役割を担えるようになりたいと考えています。
現在、白内障は日帰り手術が積極的におこなわれていますが、すべての人に適応可能なわけではありません。当院では、一人暮らしでご家族のサポートが受けられない患者さん、他の全身疾患のある患者さんなど、日帰りが不可能とこちらが判断する場合、あるいは入院手術を希望される患者さんへの入院手術を主としておこなっています。特に糖尿病などの疾患が心配な場合は、当院では他科の主治医にコンサルトした上、術前全身検査を入院前におこない、万全を期して手術を施行しています。
目の中の水晶体(レンズ)が白く濁ることにより、視力が低下してさまざまな症状が現れます。加齢とともに現れる老化現象のひとつです。進行した場合、視力を回復する手段は手術となります。
眼圧の影響で視野が狭くなっていく病気で、放置すれば失明につながります。本人も気がつかないうちにゆっくりと進行するため、気がついた時にはかなりの視野が失われていることも。失われた視野は二度と戻りません。早期発見早期治療が大切な病気です。
何らかの原因で網膜が外側の網膜色素上皮細胞から剥がれて、硝子体の中に浮き上がってしまう病気です。ふつうは、時間とともに剥がれた範囲が拡大し、長く続くと網膜の機能も低下していくので、放置すると失明する可能性が高まります。早期に発見して適切な治療をすれば視力は回復します。治療の中心は手術療法となります。
糖尿病の合併症のひとつで、糖代謝異常に伴って網膜の血管がスムーズに流れなくなり、さまざまな障害を起こし、時には失明に至ります。自覚症状のないまま徐々に進行し、突然急激な視力低下が起こるので、糖尿病の方は定期的に検査を受けることが必要です。
まぶたが開きにくくなり、垂れ下がる病気です。先天性と後天性の原因があります。おもな治療法は手術ですが、症状の程度によって手術が必要かどうか判断します。
※当院では形成外科に手術を依頼しています。
眼科科長(部長)
(後期研修医)
午前
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
1診 | 堤 (基本予約診) |
堤 (基本予約診) |
堤 (予約診) |
堤 (基本予約診) |
― |
2診 | 山崎 (基本予約診) |
― | 山崎 (基本予約診) |
― | 山崎 (基本予約診) |
午後
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
1診 | 特殊検査 | 手術 | 特殊検査 | 手術 | 特殊検査 |
初診の患者さんには、「かかりつけ医」等からの紹介状の持参をお願いしています。お持ちでない場合は、選定療養費(保険適応外)のご負担が必要になりますので、ご了承ください。
近年、病院の機能や役割は地域のなかで細分化され、互いに連携しながらそれぞれの役割を果たすことが重要になっています。みなさまの健康管理をより充実したものにするためにも、まずは日頃の診察や健康相談が気軽にできる身近な「かかりつけ医」をお持ちになることをおすすめします。
おおむね65才以上の方で、精神的または身体的理由で日常生活に常時介護を必要とし、自宅ではお世話を受けることが困難な方を対象としています。
介護が必要な利用者に対して、健康で安定した生活を送っていただくことを目的として、利用者本位の総合的な援助を行います。
要介護、要支援者および居宅介護支援事業からの居宅サービス計画に沿って、利用者の自立とQOLを高め得るに適切な利用者中心のサービスを提供します。
要介護、要支援者の意思および人格を尊重し、利用者の立場に立った適切な指定訪問看護の提供することを目的としています。
子どもの状態を正しく把握し、疾病の早期発見、早期治療に努めています。病院との連携を深め、適切な指導を行います。
地域医療機関と協働し予防医療・健康増進に寄与するため、平成30年11月「健康・医療のまち健都」の駅前複合商業ビルVIERRA(ビエラ)岸辺健都2階フロアに移転します。
病気をかかえていても医療と介護の専門家の目が行き届く環境で通所と宿泊サービス・訪問看護と介護サービスを組み合わせ、慣れ親しんだ地域と家で“身近な人に囲まれていつもの暮らしを続けること”をサポートします。
このページについて、ご意見をお聞かせ下さい
質問:このページの情報は役に立ちましたか?
質問:このページは見つけやすかったですか?