栄養科 | 大阪府済生会吹田病院

栄養科

栄養科の役割

当院では管理栄養士の病棟配置を行っており、入院患者さんの栄養状態の維持・向上に努めています。入院時は患者さんやご家族に食事や栄養に関する聞き取りを行います。さらに入院食が美味しくかつ安全に食べられているか、摂取栄養量に過不足がないか等を日々確認し、病状や主治医の治療方針に合わせた食事内容や形態を提案しています。

栄養指導

当院では各種栄養指導を行っています。栄養指導を希望される場合は主治医にご相談ください。

個人栄養指導(外来・入院)

医師の指示のもと、個別に栄養指導を実施しています。食事療法を長く続けていただくため、継続して栄養指導予約を取らせていただく場合があります。 入院中はベッドサイドで入院食に準じた栄養指導、食事説明を行います。必要に応じて退院後の食事アドバイスもさせていただきます。

指導時間
30分程度/初回、20分程度/2回目以降

※2016年4月より、がん、低栄養、摂食嚥下障害も栄養指導の対象となりました。

情報通信機器(電話またはTeamsを利用したビデオ通話)を利用した外来栄養指導

2020年4月より情報通信機器(電話またはTeamsを利用したビデオ通話)を利用した外来栄養指導が可能となりました。来院することなく自宅や外出先から管理栄養士のサポートを受けることができます。詳細については、情報通信機器等を用いた外来栄養指導を希望される方へをご参照ください。

指導時間
30分程度/初回、20分程度/2回目以降

糖尿病透析予防指導

糖尿病は自覚症状がないまま進行するため、腎臓の機能が低下する糖尿病腎症といわれる合併症を引き起こすことがあります。糖尿病腎症が進行して腎不全にならないために、自覚症状のない早期から食生活を改善することが重要です。
当院では糖尿病腎症の患者さんを対象に、医師・看護師・管理栄養士等からなるチームがそれぞれ専門的な立場から腎臓を守るための指導をさせて頂きます。

糖尿病教室・肝臓病教室・じん臓病教室など各種教室

医師、看護師、薬剤師、管理栄養士など他職種が共同で各種教室を開催しております。管理栄養士は病態に合わせた食事療法についてお話します。各教室の開催予定は院内の掲示等でご案内します。

栄養サポートチーム(NST)

医師・歯科医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・歯科衛生士等の多職種による栄養サポートチーム(NST)を立ち上げ、2005年より活動を開始しています。カンファレンス及び回診にて各専門分野から意見を出し合い、患者さんの栄養状態の改善を目指しています。また、スタッフの知識向上のため、月1回栄養サポートチーム勉強会を実施しています。

当院栄養サポートチーム(NST)に関する取得認定

2004年 日本病態栄養学会「栄養管理・NST実施施設」認定
2015年 日本病態栄養学会「病態栄養専門医研修認定施設」
2023年 日本臨床栄養代謝学会「認定教育施設」認定

地域連携

栄養情報提供書

入院患者さんが他施設へ転院される場合、当院での食事内容や摂取状況を明記した栄養情報提供書を作成し、退院時の書類と共にお渡ししています(※食事を提供している場合に限ります)。また、その他退院時に栄養情報提供書の作成を希望される場合は地域連携課までご相談ください。

栄養情報提供書

栄養情報提供書(当院基準)

地域紹介栄養指導

当院がかかりつけでない場合でも、栄養指導を受けていただくことが可能です。

かかりつけ医にご相談の上、かかりつけ医より「栄養指導依頼書兼診療情報提供書」を地域連携課にFAXしてください。地域連携課にて、当院診察と栄養指導の日時を決定しかかりつけ医にご連絡致します。当日は紹介状を持参の上、地域連携課受付窓口にお渡しください。

栄養指導後は診療情報提供書を管理栄養士が作成しかかりつけ医まで郵送致します。

訪問栄養食事指導

2016年4月より通院困難な方を対象に『訪問栄養食事指導』を始めました。住み慣れたご自宅でその方らしい生活を送っていただくお手伝いをするために、管理栄養士が生活の実態およびその方のご意向を把握しながら、栄養改善や栄養指導を行います。

指導
1回30分程度、月2回まで実施可能