足底腱膜炎の治療のために「体外衝撃波疼痛治療装置」を導入しました
大阪府済生会吹田病院整形外科では、体外衝撃波疼痛治療装置を導入し、難治性の足底腱膜炎の除痛を目的とした治療を行っております。 これまで保存療法か手術で治療してきた難治性足底腱膜炎に対し新たな治療の選択肢が増えました。治療時間は約30分程度、麻酔の必要もなく日帰りで治療が行え、薬剤を使わないのでスポーツ選手にはドーピングの心配もありません。 また、難治性足底腱膜炎に対する治療は保険が適用されます。
※難治性とは、保存療法などを6ヵ月以上継続していても効果が現れない症状
体外衝撃波疼痛治療とは?
体外で発生させた衝撃波を皮膚表面から患部に当てることで疼痛(痛み)の伝導を抑える治療法です。また、衝撃波が組織修復を促すと言われています。
足底腱膜炎とは?
足底腱膜は、かかとから足の5本の指の付け根まで扇状の膜のように張っている腱組織で、足のアーチを支える重要な役割があります。足底腱膜炎とは、足の裏にある腱膜やその骨との付着部で炎症がおきて痛みをもたらす病気です。多くはかかとの骨辺りに痛みが起こります。また、土踏まずや足の裏全体に痛みが出ることもあります。スポーツ選手に多い病気ですが、長時間の歩行や立ち仕事でも発症します。
治療の特徴
- 1回の治療時間は30分
- 麻酔等は不要です
- 外来で治療が可能です
- 副作用はほとんどありません
- 治療後に治療前と同様にすぐに歩行が可能です
- 1回で効果が得られない場合は、数週間の期間において複数回治療を行うことも可能です
診療について
診療につきましては、現在かかられている医療機関に予約を依頼され、診療情報提供書(紹介状)持参で受診されることをお勧めします。 初回は診察のみで、治療は後日予約制となります。
ご紹介・お問い合わせは
お問い合わせ
大阪府済生会吹田病院 地域連携課まで
06-6382-1521