当院形成外科は2013年4月から新体制となり、30年ぶりの常勤化をしております。 2013年10月から乳幼児血管腫に対応するため、Vbeamレーザー(皮膚良性血管病変治療用レーザー装置、キャンデラ社)を導入しました。2014年4月からは日本形成外科学会教育関連施設と認定されています。 日本形成外科学会認定専門医による診療、治療を行っています。
形成外科は、生まれつき身体の表面の異常(体表先天異常)、外傷による変形や欠損、瘢痕、悪性腫瘍切除手術による組織欠損などを、手術によって可能な限り正常な状態に近づける治療を行う外科の一分野です。治療対象は全身のあらゆる部位に及ぶため、単独で治療にあたるだけでなく、他の多くの診療科との連携、チーム医療でもその存在意義を発揮する医療分野でもあります。正常に近い形態に再建することで、機能回復とともに生活の質(QOL)の向上を目的とし、医療安全とインフォームドコンセント・QOLを特に重視して、診療や人材育成に努めています。また、常に患者さんや御家族としっかりと向き合い、綿密なコミュニケーションによって御希望を最大限に汲み取れるよう心がけています。
形成外科が治療対象とする身体の表面の異常や欠損は、平たくいえば「見た目」に関わる問題です。外傷や手術による欠損や傷跡は、担当した他科との連携のもとで治療を進めるケースが多くあります。また、それ以外のたとえば先天的な異常や後天的なやけどやケガの跡なども、形成外科の技術でほとんどわからないように治療することが可能な場合があります。ご本人が気に病み人目を避けたいと思っているような部位を治療することにより、悩みが解消し、明るく積極的になれたという治療効果が現れることも少なくありません。このように、形成外科は「見た目」に悩む患者さんの心にも変化をもたらすことのできる診療科です。
外傷全般から、先天異常、皮膚悪性腫瘍などあらゆる分野の手術に対応しています。常勤医は救急センターでの勤務経験もあり、全身熱傷、顔面骨骨折、軟部組織損傷などの外傷を中心に多くの手術を執刀するとともに三次救命医療にも携わり、全身管理についても豊富な経験を積んでいます。単独治療から総合病院ならではのチーム医療まで、持ちうる技術と設備を駆使してあらゆるニーズに応えます。また、特殊な病気や病態に関しては大学病院と連携してよりよい治療を提供いたします。診療においては、常に患者さんやご家族としっかりと向き合い、綿密なコミュニケーションによってご希望を最大限に汲み取れるよう心がけています。さまざまなケースがありますが、いずれの患者さんにも最終的に「受診してよかった」とご満足いただけるよう努めています。
以上のような生まれつきの体表面の形態異常、あるいは皮膚病変は、形成外科の治療対象となります。
顔面や手、足など、外観や機能の変化が日常生活に影響を及ぼす部位の治療。外傷は受傷直後の適切な治療が大切ですが、不幸にして目立つ瘢痕や変形が残ってしまった場合は、それらの修正や矯正もおこないます。
たとえば乳がんによって乳房が切除された場合、患者さんのQOLの向上のため乳房の再建をおこなうなど、手術で切除された皮膚、筋肉、骨などの修復、再建をおこないます。
先天異常 | 手足の先天異常、耳の先天異常、臍ヘルニア など |
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外傷 | 顔面骨骨折、熱傷、軟部組織損傷 など |
皮膚腫瘍 | 良性腫瘍、悪性腫瘍 |
瘢痕 | 瘢痕拘縮、ケロイド など |
眼瞼下垂 | 老人性眼瞼下垂、先天性眼瞼下垂 など |
2018年度 | 186 |
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術式 | 件数 |
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眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 23 |
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 19 |
鼻骨骨折徒手整復術 | 17 |
眼瞼下垂症手術(その他) | 12 |
デブリードマン(100cm2未満) | 10 |
デブリードマン(100cm2以上3000cm2未満) | 8 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(直径2cm以上4cm未満) | 6 |
頬骨骨折観血的整復術 | 6 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 6 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) | 5 |
形成外科科長(医長)
(後期研修医)
(後期研修医)
午前
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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2診 | 太田 | ― | 太田 (予約診) |
― | 吉川 (予約診) |
3診 | 當内 | 吉川 (予約診) |
當内 | ― | 當内 |
午後
診察室 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
2診 | ― | ― | ― | 処置・手術 (予約診) |
― |
3診 | ― | ― | 當内 (予約診) |
担当医 (予約診) |
― |
初診の患者さんには、「かかりつけ医」等からの紹介状の持参をお願いしています。お持ちでない場合は、選定療養費(保険適応外)のご負担が必要になりますので、ご了承ください。
近年、病院の機能や役割は地域のなかで細分化され、互いに連携しながらそれぞれの役割を果たすことが重要になっています。みなさまの健康管理をより充実したものにするためにも、まずは日頃の診察や健康相談が気軽にできる身近な「かかりつけ医」をお持ちになることをおすすめします。
おおむね65才以上の方で、精神的または身体的理由で日常生活に常時介護を必要とし、自宅ではお世話を受けることが困難な方を対象としています。
介護が必要な利用者に対して、健康で安定した生活を送っていただくことを目的として、利用者本位の総合的な援助を行います。
要介護、要支援者および居宅介護支援事業からの居宅サービス計画に沿って、利用者の自立とQOLを高め得るに適切な利用者中心のサービスを提供します。
要介護、要支援者の意思および人格を尊重し、利用者の立場に立った適切な指定訪問看護の提供することを目的としています。
子どもの状態を正しく把握し、疾病の早期発見、早期治療に努めています。病院との連携を深め、適切な指導を行います。
地域医療機関と協働し予防医療・健康増進に寄与するため、平成30年11月「健康・医療のまち健都」の駅前複合商業ビルVIERRA(ビエラ)岸辺健都2階フロアに移転します。
病気をかかえていても医療と介護の専門家の目が行き届く環境で通所と宿泊サービス・訪問看護と介護サービスを組み合わせ、慣れ親しんだ地域と家で“身近な人に囲まれていつもの暮らしを続けること”をサポートします。
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