お知らせ
当院形成外科は2013年4月から常勤の日本形成外科学会認定専門医による診察、治療を行っています。2014年4月からは日本形成外科学会教育関連施設となり、「大阪医科薬科大学附属病院形成外科専門研修プログラム」の連携施設として参加しています。また、当科はよりよい医療の提供と医療の質向上のため、「NCDデータベース」に参加しています。
当科のご紹介
形成外科は、生まれつき身体の表面の異常(体表先天異常)、外傷による変形や欠損、瘢痕、悪性腫瘍切除手術による組織欠損などを、手術によって可能な限り正常な状態に近づける治療を行う外科の一分野です。治療対象は全身のあらゆる部位に及ぶため、単独で治療にあたるだけでなく、他の多くの診療科との連携、チーム医療でもその存在意義を発揮する医療分野でもあります。正常に近い形態に再建することで、機能回復とともに生活の質(QOL)の向上を目的とし、医療安全とインフォームドコンセント・QOLを特に重視して、診療や人材育成に努めています。また、常に患者さんや御家族としっかりと向き合い、綿密なコミュニケーションによって御希望を最大限に汲み取れるよう心がけています。
特徴
当院では、形成外科専門医2名と専攻医が在籍しており(令和5年8月現在)、形成外科がない病院、1人勤務の病院が多い中、複数名で診療にあたる為、形成外科で扱われるほとんどの疾患に対応できます。繊細な縫合技術や顕微鏡下の手術(マイクロサージャリー)など、最小限の手術痕になるよう心がけ、可能な限り傷痕を目立たなくするような治療を行っています。また、癌治療でのリンパ節郭清後の手足のむくみ(リンパ浮腫)に対しては、専任セラピストによるマッサージや圧迫療法、必要に応じて手術治療も行っています。
地域の先生方へ
形成外科は他科と連携することで、より多くの力を発揮するかです。多数の診療科がそろっている当院のような総合病院では、さまざまな疾患に対応できる環境が整っています。
お困りの症例がありましたらお気軽に御相談下さい。