手術支援ロボットを導入

平成29年3月より手術支援ロボットを導入!
手術支援ロボットとは?
1990年代にアメリカで開発された手術支援ロボットで、日本国内では2009年に医療機器としての認可を受けました。患者さんの身体への負担が少ない(低侵襲)腹腔鏡手術の技術を用いて、より複雑な内視鏡手術を可能とするために開発されました。高画質で立体的な3D手術画像のもと、人間の手の動きを正確に再現する装置で、外科医は鮮明な画像を確認しながら、人の手首よりはるかに大きく回転する手術器具(鉗子)を使用し、繊細な内視鏡手術を行うことができます。ロボットが自動で手術をするのではなく、外科医の操作によって手術が行われます。
低侵襲手術支援ロボット
手術支援ロボットは、低侵襲技術を用いて複雑な手術を可能とするために開発されました。
高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像の下、人間の手の動きを正確に再現する装置です。
術者は鮮明な画像を見ながら、人の手首よりはるかに大きく曲がって回転する手首を備えた器具(鉗子)を使用し、精緻な手術を行うことができます。
ロボット支援手術は完全に医師の操作によって実施されます。
手術支援ロボットはサージョンコンソール、ペイシェントカート、ビジョンカートの3つの機器によって構成されています。

1.サージョンコンソール

2.ペイシェントカート

3.ビジョンカート
- 「サージョンコンソール」とよばれる操縦席に座り、3D画像を見ながら手元のコントローラーを操作します。
- 「ペイシェントカート」の4本のロボットアームにその動きが伝わります。
- 「ビジョンカート」のモニターに手術中の画像が映し出され、手術スタッフも同じ画像が共有されます。
低侵襲ロボット支援手術の特長

1.体への負担が少ない
数カ所の小さな切開部から手術を行うため、傷が小さく、出血も抑えられ、手術後の回復が早く、患者さんの負担が軽減されます。

2. 鮮明な3D(3次元)画像
コンソールモニターには高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像が映し出されます。

3. 精密な動きを再現
医師がロボットアームに装着されている鉗子やメスを操作します。 ダビンチの鉗子はリスト構造を持ち、人間の手より大きな可動域と手ぶれ補正機能を備えています。
4. 低侵襲ロボット支援手術の実績
今日までに世界中で約300万件(2016年1月現在)のさまざまな外科手術で使用されてきました。
よくあるご質問(FAQ)
- ロボットによる手術は怖い気がします
- ロボット支援手術は、認定資格を取得し、トレーニングを積んだ医師によって行われます。医師をサポートするのがロボットの役割で、手術支援ロボット自身が勝手に動作することはありません。 医師がロボットを活用し、より精緻に行う手術とお考えください。
- ロボット支援手術の費用はいくらくらいかかりますか?
- それぞれの疾患によって手術費用は異なります。 前立腺がん手術の場合、2012年4月より健康保険が適用となりました。 また高額療養費制度も適用されます。 その他の疾患については、保険適用ではないため自由診療となりますが、詳細は各科にお問い合わせください。