対象疾患 | 大阪府済生会吹田病院

小児科 - 対象疾患

対象疾患

こんな症状はお子様にありませんか?

小児科外来受付で予約して下さい
当院では月〜金曜日の午前9時から午前11時の間に小児科の一般外来を行っています(12/30〜1/3、5/3〜5/5を除く)。
症状が軽くても、お気軽にご相談ください。
小児科外来受付で予約してください
歩かない、しゃべらない、字がかけない、数字が分からない、人と上手にコミュニケーションができない、落ち着きがないなどの発達に対する心配の相談が増えています。
小児科のなかでも発達を専門にしている医師の診察が必要ですが、どこの病院でも初診が半年以上先になります。
早めの相談をお勧めしています。
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ワクチンは本人が病気にならないようにするだけではなく「周りに病気を拡げない」という側面があります。
当院ではお子さんの年齢に合った接種スケジュールを作成し、お渡ししているので是非ご相談ください。
当院は子宮頚癌ワクチン接種については推奨しています。
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おねしょは幼少期にはよくあることで心配いりません。
子ども自身が治りたい…治したいと思うようになったら、受診して下さい。生活指導だけではなくお薬でも治す方法があります。昼間のおもらしや便秘の有無などが参考になります。
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背が小さい、大きい、太っている、痩せている、おっぱいが大きくなってきた、もう毛が生えてきた、など成長・発育についても診療を行っています。
母子手帳や保育園・幼稚園、学校での成長・発育の記録をご持参下さい。
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朝起きられない、学校に行けない、立ちくらみがするなど思春期特有の症状が多くのお子さんに観られています。
周りがそのしんどさを分かってあげられず、本人がそれを悩んでいる場合があります。一度ご相談ください。
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ひとりの人間を産み、育てることはとても大変です。
ときには悩み、苦しみ、そして疲れてしまうことがあります。
お母さんは決してひとりではありません。お母さんを助ける手段のひとつが小児科です。
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お子さんの肌のトラブルや鼻炎などのアレルギー症状。
皮膚科や耳鼻科と、小児科のいずれを受診すれば良いのか、迷うことがあると思います。
その病気を小児科だけで診たらいいのか、どうかを判断するのも小児科の役目です。まずはお気軽に相談して下さい。
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健診や学校検診で何かを指摘されたり、こういった症状があった場合には色んな検査をする必要があります。
場合によっては入院になる事があります。

子宮頸がんワクチンについて

ヒトパピローマウィルス・ワクチン(子宮頸がんワクチン)

世界で日本だけ接種率が低いワクチンがあります。それはヒトパピローマウィルス・ワクチンです。

ヒトパピローマウィルス・ワクチンの主な目的は将来の子宮頸がんの発症を予防することです。日本では子宮頸がんの90%弱にヒトパピローマウィルスの感染が関与しています。子宮頸がんは子育て世代の20~30台女性に発症することが多いがんで、世界中で増加傾向が報告されています。約3割の死亡率も問題ですが、死に至らなくてもがん治療により妊娠できなくなることがあります。また、子育てをしながら子宮頸がんと闘病しなければなりません。(ちなみに子宮頸がんは40代女性のがん死亡の第二位です)
このワクチンを接種することで子宮頸がんの発症する確率が50~70%下がるとされています。また、ワクチンの効果は約20年とされるために12~15歳での接種が勧められます。

2020年7月には9価ワクチンが承認され、予防接種に使われています。
2020年12月には日本でも男児への接種が認可されました。今後定期接種化が望まれます。

医療は推奨
定期接種が始まって間もない2013年に、マスコミがこのワクチンの副反応としてある「機能的身体症状」を有害事象として報道したことで、日本で特に大阪では接種を受けていない状態が続いています。

2015年に世界保健機構(WHO)が『安全上の問題がない』と声明を発し、接種を進めない日本を批判しました。日本国内でもいわゆる“名古屋スタディ”などで関連性が否定され、2016年には以下の連盟で本ワクチンの接種を推奨しました。

  • 日本小児科学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本小児保険協会
  • 日本小児科医会
  • 日本保健保育協議会
  • 日本感染症学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本渡航医学会
  • 日本耳鼻咽喉科学会
  • 日本プレイマリ・ケア連合学会
  • 日本環境感染学会
  • 日本ワクチン学会
  • 日本ウィルス学会
  • 日本細菌学会
  • 日本臨床ウィルス学会
  • 日本産婦人科医会
  • 日本婦人科腫瘍学会

しかし、これらのことについての報道がなかったため、いまだにネガティブな印象が払拭しておらず接種が拡大していません。
接種できていない人へ移行措置として令和7年3月31日まで接種が可能です。

日本での子宮頸がんは、年間10,000人以上が新規に診断され、約3,000人の方が亡くなっています。2020年の大阪大学の研究によると、無料接種対象であった2000-03年度生まれの女性において、接種率が激減したことで避けられたはずの子宮頸がん患者が17,000人、死者が4,000人発生すると予測されています。『どうしてワクチンを接種しなかったのか』と後悔をして欲しくないことから当院小児科では接種を強くお勧めしてします。

男性にもワクチンを

海外では多くの国(約130ヵ国)で広く接種が行われています。近年では肛門がんへの関与が指摘され男性への接種(2018年現在77ヵ国)も推奨されています。
例えば、アメリカでは男性も含めて45歳までの接種が推奨されています。日本では2020年12月4日に接種対象を男性にも拡大することが了承されました。定期接種化はまだですがひとまず安心です。
これら以外にも性病としての尖圭コンジローマ、母体が新生児に移す先天性乳頭咽頭腫などの予防効果も報告されています。